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渡邉りょう&中村駿が移籍後初弾の18位磐田、16位柏に快勝して残留圏に肉薄!!

ゲキサカ / 2024年9月14日 21時1分

2ゴールの磐田が敵地での柏戦で勝利

[9.14 J1第30節 柏 0-2 磐田 三協F柏]

 14日、三協フロンテア柏スタジアムでJ1第30節が行われ、柏レイソルとジュビロ磐田が対戦。FW渡邉りょう、MF中村駿の2ゴールで磐田が3試合ぶりの勝利を飾った。

 2連敗中の16位柏(勝ち点33)は、出場停止明けのDF古賀太陽がスタメンに復帰。4-4-2の2トップには、今夏に鹿島から完全移籍を果たしたFW垣田裕暉、FW小屋松知哉が並び、日本代表の活動から戻ったFW細谷真大は、ベンチからのスタートとなった。

 8月31日の第29節・横浜FM戦が台風10号の影響で延期となったため、3週間ぶりの試合となる18位磐田(勝ち点28)。4-4-2の布陣で2トップには、15得点で得点ランキング3位のFWジャーメイン良、今夏にC大阪から期限付き移籍中の渡邉が入った。[スタメン&布陣]

 立ち上がり5分、磐田は続けざまにチャンスを創出する。左サイド深い位置でFKを獲得、中村の右足から放たれたボールは直接ゴールを急襲するも、GK松本健太にCKへと逃れられてしまう。右CKの流れで、中村が右サイドからクロスを入れると、GKとDFラインの間でバウンドしたボールに対し、渡邉が頭から飛び込む。これがニアサイドを抜いて、磐田に先制点をもらたす。磐田にとっては3試合ぶりの得点、渡邉にとっては移籍後初得点となった。

 10分にも再び磐田に決定機。自陣から縦に素早くボールを動かすと、左サイドに流れたジャーメインのクロスから渡邉のボレーが枠をとらえたが、GK松本の好セーブにあってしまう。

 先手を取られた柏は、FWマテウス・サヴィオが好機を演出していくが、GK川島永嗣、両CBのDFリカルド・グラッサとDFハッサン・ヒルが中央をしめる磐田守備陣を崩すことができない。19分にはFKの流れから、MF手塚康平がボレーシュートで狙ったが、GK川島の正面を突いた。

 柏の攻勢をしのいだ磐田は26分、DF松原后のクロスを逆サイドのMF松本昌也が折り返すと、PA外で受けた中村が、PAの渡邉に預けると、柏DFに当たったボールが中村の前にこぼれると、左足でゴールに流し入れた。中村の移籍後初ゴールで、磐田はリードを2点に広げる。

 ハーフタイムに柏はMF白井永地と小屋松を下げて、MF戸嶋祥郎とFW木下康介を投入。さらに、垣田に代わって細谷、MF山田雄士に代わってMF島村拓弥を送り込む。しかし、流れを変えることはできず、ゴールは遠い。

 後半は耐える時間が長くなった磐田は、カウンターでゴールを狙いながらも無失点で時計の針を進めていく。さらに、終盤には5バックにして逃げ切りをはかった。

 柏は7分に及ぶアディショナルタイムでもスコアを動かすことはできず、試合は2-0で磐田が勝利をおさめた。

 磐田は連敗を2でストップし、勝ち点を31に。一方、柏は2試合ぶりの無得点で今季初の3連敗を喫した。

(取材・文 奥山典幸)
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