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鹿島期待の17歳FW徳田誉が“内田超え”最年少ゴール!! 日本代表GKからの劇的同点弾も浮かれず「もう1点取って大歓声を…」

ゲキサカ / 2024年9月14日 22時28分

 もっとも、その表情は浮かなかった。続いた言葉は「次はあの声援を勝利のため、もう1点取って大歓声というのを目標に、今日の悔しさを活かしていけたら」というもの。試合後、17歳の胸にあったのは得点後にも訪れた決勝ゴールのチャンスを決められなかったこと、その結果、首位・町田との勝ち点差を9に広げられたことへの悔しさだった。

「もう1点、もう2点と取れたシーンもあると思うので、そこは次もっとゴールを取れるようにやっていきたい。優勝に近づくために勝たないといけない試合だったので、決めきれなかったところも含めて責任がある。悔しい気持ちが率直にある」

 自身のクラブ史上最年少ゴールにも浮かれる様子はない。「今回こうして最年少ゴールを決めることができたけど、自分たちより下の世代にもいい選手がいる。いずれ抜かれることは間違いない」。そう口にした徳田は今季1年生ながら高円宮杯プレミアリーグEASTの得点ランキング首位に立つ後輩FW吉田湊海の名も挙げながら、「湊海だったり、その他にもたくさんの優れたFWがいる。そこは意識せずにやっていけたら」と冷静に前を見据えていた。

 むしろ最年少ゴールという栄誉は徳田にとって、17歳という若さで期待の起用を続けてくれたクラブへの恩返しでもあった。

「ユースから初めて高校生のうちにトップに参加させてもらって、試合にも絡ませてもらっている。そこはポポヴィッチ監督にもすごく感謝しないといけない部分。自分の力だけでないいろんな人のサポートがあって試合に出られているし、こうやってゴールも取れた。そこはすごく感謝しないといけない」

 だからこそ、その思いは今後の成長と結果で示していく構えだ。

 試合後にはFW鈴木優磨、MF三竿健斗らから「おめでとう」といった祝福の言葉をかけられた一方、「ここで満足せずに」というメッセージも送られたという徳田。今季は鈴木、三竿の他にもMF柴崎岳、DF安西幸輝、DF植田直通ら欧州挑戦も含めた経験豊富な選手たちがチームの中核を担っており、彼らから学ぶものは大きいという。

「間違いなく練習の中では彼らが違いを見せているし、自分が盗まないといけない部分。みんな厳しい部分は厳しいのでとても勉強になる。また常に謙虚にやっている姿勢も年上の選手から見て感じる部分がすごくある。自分もそういうふうになっていかないといけない」

 そうした選手たちに時には厳しい要求もされている中、徳田がトライしているのはフィニッシュ以外の取り組み。「ボールを収めるところ、ゴール前の部分は得意にしているけど、それ以外のところ、もっとボールに関わったり、もっと周りを使ったり、周りにうまく使われたりというコンビネーションにまだまだ課題がある。それをもっとやっていかないといけない」。記念すべき初ゴールだが、いまや一つの通過点。この先にあるレギュラー争い、そして鹿島のエースの座に向け、努力を続けていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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