[NBチャンピオンシップU-16]「気持ちで負けなかった」。優勝狙う矢板中央は宿敵とドローでブロック首位キープ
ゲキサカ / 2024年9月14日 23時37分
[9.14 NBチャンピオンシップU-16 予選リーグ第2節 青森山田高 0-0 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]
2年前の優勝チーム、矢板中央高(栃木)は「ニューバランスチャンピオンシップ 2024 U-16」予選リーグ第2節で青森山田高(青森)と0-0でドロー。1勝1分のDブロック首位で最終節を迎えることになった。
池亀翔コーチは、「この2か月くらいで、選手主導でやるようになった。今は選手たちが自分たちでやってくれている」と1年生の変化を認める。先週まで開催された関東ルーキーリーグAリーグではハイレベルな残留争いで踏ん張れず、得失点差でBリーグ降格。だが、今大会は切り替えて逞しい戦いを見せている。
青森山田戦はDF武井泰慎、MF朴智永、MF梅原駿輝、GK木村嘉伸ら先発組が良い流れで前半を終えると、11人が入れ替わった後半もピッチ、ベンチが一体となって戦っていた。
自分たちと同じダイナミックなサッカーをする青森山田に負けられないという思いを持っていたようだ。また、彼らの力になっていたのが、先輩たちのリベンジを果たすという強い思い。GK大竹七聖は「先輩たちは、インターハイと青森ユース(フェスティバル)で(ともにPK戦で)勝てなかった。ここで自分たちが絶対に勝たないといけない」という気持ちで戦っていたという。
後半は相手のセットプレーが増えていたが、「青森山田だからとか関係なしに、もう自分が絶対止めるっていう意識でプレーしていました」という大竹やDF田代健琉らが集中してゴールを守り続けた。PA付近からのシュートは、伝統の“赤い壁”となってブロック。得点を奪うことはできなかったが、0-0の引き分けに持ち込んだ。
大竹は「この大会で優勝するっていうデカい目標を立てていて、もう絶対に負けられないと思ってるんで。みんなで雰囲気良くして勝たないといけないなと思って、みんながカバーしてくれたお陰で、この山田と同等に戦えたと思います。技術というよりかは気持ちで負けなかった。気持ちでもう圧倒できたのが良いと思います」と胸を張った。先輩たちのリベンジまでとはいかなかったが、前向きなドロー。まずは予選リーグ突破をかけた15日の東海大高輪台高(東京)戦で勝ち切り、決勝トーナメント進出を果たす。
矢板中央は身体を張ってバトル前向きなドローでブロック首位キープ
(取材・文 吉田太郎)
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