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[NBチャンピオンシップU-16]尚志がPK戦で横浜創英を下し、準々決勝進出!来年、再来年の飛躍のために“全国大会級のU-16大会”で自信を掴む

ゲキサカ / 2024年9月16日 10時39分

 だが、わずかに合わず、その後も瀧田の奪い返しからの速攻や奥村のドリブル突破がシュートに結びついたが、決め切ることができない。横浜創英MF高田一貫刀、尚志MF若林衣武希をそれぞれ加えて迎えた終盤、横浜創英は岡のパスから池田が左足シュートを放つ。だが、枠を捉えず、尚志も1点を奪えないまま60分間を終えた。
尚志MF瀧田悠はアイディアのある動きでwチャンスメーク
 試合は延長戦を行わず、3人制のPK戦へ突入。その2人目、尚志GK古川昌和が右へ跳んでストップする。横浜創英も決められれば敗退の相手3人目をGK松南光祐が止め返す。だが、横浜創英は5人目のシュートがクロスバーをヒット。最後は尚志MF瀧田が右足で決め、決着をつけた。
PK戦2人目、尚志GK古川昌和がストップPK戦3人目、GK松南光祐が止め返すPK戦5人目、尚志MF瀧田悠が決めて決着尚志の選手たちが喜びを爆発させる
 尚志は普段、東北ルーキーリーグに所属。9試合で48ゴール、首位独走中と他との差を示している。その中で、「ニューバランスチャンピオンシップU-16 2024」は来年、再来年のプレミアリーグや夏冬の全国大会へ向けて重要な大会という位置づけ。茂木星也コーチは「今回、(全国の)トップとどこまでやれるか」と語り、星は「関東とか色々なチームが強くて、こういったところでやるのは凄く経験になると思います」と頷く。

 この経験を今後の成長に結び付けなければならない。現1年生は選手層の厚い注目世代だが、茂木コーチは「トップでやるだけの技術、メンタリティがあるかと言えばまだまだ」と指摘。兄・MF星慶次郎(3年)が活躍するトップチームで活動中の星は、「兄がいいプレーとか見せてくれてるんで自分も頑張んないと」と語り、トップチームとのフィジカル差や組織力の差をこれから埋めていく意気込みだ。

 星は「ニューバランスカップU-16」準々決勝(対大成高戦)以降の戦いへ向けて、「点が取れてないので。点取っていきたいですし、前だけじゃなくて後ろも無失点で行って、内容も少しずつ良くしていきながら、結果にこだわっていければいいと思います」。課題を学びながら、決勝まで勝ち抜いて今後の飛躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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