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優秀なCBを輩出してきた川崎F U-18の新たな才能。DF藤田明日翔が「15歳のプレミアデビュー」で掴んだ自信と実感した課題

ゲキサカ / 2024年9月16日 11時5分

川崎フロンターレU-18DF藤田明日翔(1年=川崎フロンターレU-15生田出身)は堂々のプレミアデビュー

[9.15 プレミアリーグEAST第14節 前橋育英高 1-0 川崎F U-18 前橋育英高校高崎グラウンド]

 ひとたびピッチに立ってしまえば、学年とか経験値は関係ない。相手が来れば、潰す。ボールが来れば、跳ね返す。もちろんゴールのチャンスが来れば、狙う。そこがどんなにレベルの高い舞台であっても、自分にできることを100パーセントで出し尽くすだけだ。

「今日はデビューだったんですけど、外で見るのと中でやるのは違って、相手も大きいですし、レベルも高いと感じましたけど、自分も通用するところがあると思ったので、そこを自信にして、次の試合に向けてもしっかり取り組んでいきたいです」。

 タレント居並ぶ川崎フロンターレU-18(神奈川)に台頭してきた、弱冠15歳のセンターバック。DF藤田明日翔(1年=川崎フロンターレU-15生田出身)はプレミアリーグデビューのピッチで得た確かな自信と強烈に突き付けられた課題を、自分の中にしっかりと刻み込んでいる。


「林選手が代表に入ると聞いた時から出たいと思っていましたし、最初の方から出れない時期が続いていましたけど、その時からずっと出れる準備をしてきたので、あとは自分の良さを出してやるだけだと思っていました」。

 先発起用を知った時のことを、藤田はそう語る。プレミアリーグEAST第14節。前橋育英高(群馬)と対峙する一戦には、ここまでリーグ戦全試合にスタメン出場を続けてきたセンターバックのDF林駿佑(2年)が年代別代表の選出を受けて欠場。その代役には期待の1年生が指名される。

 チームを率いる長橋康弘監督も、その信頼をハッキリと口にする。「今までなかなか試合に関われなかったですけど、ここまで地道に努力してきた効果が最近は凄く出てきていて、スピードもあるし、当たり負けもしない、素晴らしい成長をしているかなというのは、私以外のスタッフからもそういう声が上がっていて、ここはチャンスだなというところで自信を持って、もう今の藤田明日翔なら十分やれるという気持ちで送り出しました」。29番という大きな番号を背負った藤田は、念願のプレミアデビューの舞台に解き放たれた。

「練習から明日翔とは何回もやっていて、対人も強いですし、足も速いですし、クレバーなので、そういうところを試合で出してくれというところで今日の試合に入りました」。川崎F U-18のキャプテンを務めるDF土屋櫂大(3年)が言及した通り、能力の高さはプレーの随所に滲む。前半からなかなかチームがリズムを掴み切れない中で、際どいピンチにもしっかり足を運んで対応。ペナルティエリア内から放たれた2度のシュートも、確実に身体を投げ出してブロックしてみせる。

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