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[MOM4833]飯塚FW玉置大翔(1年)_東山の連続無失点止める決勝弾。バレーボールと両立してきたFWは空中戦でも相手の脅威に

ゲキサカ / 2024年9月17日 12時55分

飯塚高FW玉置大翔(1年=FCツネイシ)は「ニューバランスチャンピオンシップ2024 U-16」準決勝で決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.16 NBチャンピオンシップU-16準決勝 飯塚高 1-0 東山高 時之栖うさぎ島G]

 鉄壁の対戦相手から決めるための工夫を実行。ファインゴールで飯塚高(福岡)を「ニューバランスチャンピオンシップ2024 U-16」準決勝突破へ導いた。

 飯塚は2年連続の決勝進出をかけて東山高(京都)と対戦。前半から相手を押し込み、CKやシュートの本数を増やしたが、今大会無失点の東山DF陣は、なかなか決定打を打たせてくれない。飯塚の裏抜けを阻止し、シュートをブロック。30分ハーフの試合は0-0のまま後半の飲水タイムを終えた。

 だが、飯塚のFW玉置大翔(1年=FCツネイシ)が一発で均衡を崩す。後半19分、左中間でボールを持った玉置は中へのドリブルからDFのタイミングをずらす形で右足シュート。鮮やかな一撃がファーサイドのネットを揺らした。

 伝統的に堅守を特長とする東山は、準々決勝までの全5試合を無失点。飯塚の島田一真コーチは「普通にシュートを打っても入らない」と分析し、シュートのタイミングを変えることを選手たちにアドバイスしていたという。

 玉置は「島田先生から話があって、溜めて、溜めて、シュートっていうのは、相手もレベル高くなってくると、スライディングなどでブロックされるんで、溜めて、溜めて、タイミングを少しずらす。それを意識して、いい形でゴールになったかなと思います」。得意でもあるカットインからのシュートを見事に決め切った。
後半19分に決勝点を決めた
 玉置は身長172cmと特別なサイズがある訳ではない。だが、「ニューバランスチャンピオンシップ2024 U-16」では自身よりも10cm身長の高い相手との空中戦で競り勝っていた。その要因は中学時代までサッカーと両立してきたバレーボールにあるようだ。

 玉置はFCツネイシ(広島)に所属していた中学時代、福山市立城南中ではバレーボール部に所属。同時にバレーボールのクラブチームにも所属し、月曜日などサッカーがオフの日に通っていたという。土日はサッカーの試合後に移動し、バレーボールの練習試合に出場することも。家族の影響でサッカー以外の球技にも取り組んできた。

 その経験もあってか、「バレーやってる分、空間認識能力とか、そういうのには長けてるのかなと思います」。跳躍力も水準以上だが、それ以上にタイミングの良さで対戦相手に競り勝っている。決勝でもその空中戦の強さを発揮し、先制アシスト。ポストワークでもチームに貢献するFWは今後、飯塚のエースストライカーになることを目指す。

「まだ、(2トップを組むFW石黒)聡には全然叶わなくて。リーグ戦でも聡の方が2倍、3倍ぐらい得点を取ってるので、まだ飯塚のストライカーとは言えないんですけど。自分はやっぱりさばけて、そして点を取れるっていうストライカーになりたいので、これから頑張りたいと思います。やっぱり自分たちの最後目指すところは選手権やインターハイだと思うので、そこで胸を張って飯塚のエースっていう名乗れるようになり、選手権、インターハイでゴールを決めたいです」。決勝で敗れ、準優勝に終わった悔しさも忘れずにトレーニング。ライバルを超え、飯塚のエースストライカーとして選手権やインターハイでゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎)

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