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主力連戦起用の京都が天皇杯4強入り! リード後も容赦なくエース格投入「CLに出ている選手から笑われるくらいの間隔」

ゲキサカ / 2024年9月19日 0時14分

「準々決勝からVARも入って勝ち抜ければファイナルが見えるということで、2年前も我々は準決勝に行ったが、選手たちがその時以上に逞しくなっていくムードがあったので、今日はなんとしてもこのメンバーで勝ち抜けして、準決勝に進みたい気持ちがあった。しっかり勝ち切って次に進めることを嬉しく思う」

「自分たちはまだJ1リーグ戦でも中位から下位で、残留もまだ全然決まっていないし、ACLとか優勝争いをできる位置にはいない。だからこそこういう勝ち方をしてもマスコミの皆さんや周りから『勢いがある』とか『いま乗っている』とかそういう形容詞で片付けられるが、個人的には悔しいと思っている」

「代表選手がこの前の試合(W杯最終予選)ですごくいい試合をしたが、一番のトップレベルの選手があれだけサッカーに向き合ってやっていることに対して、我々国内でやっているJリーグの選手が彼ら以上にサッカーに向き合わないといつまで経っても追いつけないし、追い抜けない」

「自分たちが見せているサッカーはJ1でも非常に尖ったもので、尖ったものしかないじゃないかとも言われるが、自分たちでそれをマイナスに捉えず、その尖ったものを磨き続けることによって尖らなかったものがさらに尖ってくる。そういうことを狙いながらJ2からやってきたことがやっと今年のこの時期になって形になってきたなと思う」

 そんな確かな手応えを得ながらたどり着いた天皇杯4強だった。

 もっとも、長いシーズンは2か月半が残っており、残留争いもここからが本番。天皇杯準決勝は10月27日に組まれており、まずはJ1リーグ戦に集中していく構えだ。

「今日の勝利をしっかりと今は喜んで、すぐに切り替えたい。ガンバ戦は今季最後のナイターのホームゲームで、たくさんのお客さんに来てもらえるということを会社とも話しているし、たくさんのお客さんの前でダービーにしっかり勝って、京都の皆さんに夢を与えられる瞬間を作りたい」。上位勢との対戦が軒並み続くシーズン終盤戦に向け、気を引き締め直していた。

(取材・文 竹内達也)
●第104回天皇杯特集

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