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“セクシーすぎる女性審判”が性差別的メッセージにSNS封鎖、メディアにも疑問「ガラスの天井を粉々にしなければ」

ゲキサカ / 2024年9月20日 10時57分

エマヌエラ・ルスタ氏(中央右)

 アルバニアのレフェリーで、同国男子トップリーグで主審を務めた初の女性であり、同国初の国際審判でもあるエマヌエラ・ルスタ氏(30)は、自身のインスタグラムに性差別的なメッセージが送られたために削除を余儀なくされた。英『ザ・サン』が伝えている。

 アルバニアの男子トップリーグで15試合を担当してきたルスタ氏は、19日のUEFA女子チャンピオンズリーグ・スポルティング対レアル・マドリー戦を担当した。しかし、この試合に先立ち、メディアが取り上げたのはルスタ氏のレフェリーとしての能力ではなく、女性という部分。しかも「温度を上げたセクシーすぎるレフェリー」というものだった。

 ルスタ氏は自身の取り上げられた方に反発。スペイン『マルカ』によると、「認められるためには懸命に戦わないといけない。ガラスの天井を粉々にしなければならない」と性差別的な見方に異議を唱えた。

「審判は性別の問題ではなく、能力の問題だ。いい判定を下すためには、ゲームのルールを完璧に知っている必要がある」

「(アルバニア)審判協会は常に女性の登用に力を注いできた。私のケースは偶然でも、プロセスの終わりでもない。男子のトップカテゴリーで4人の女性審判が担当する日がそう遠くないことを願っている」

「見かけ上は男性が多い環境だが、現場での仕事にはリスペクトがあり、評価されていると感じている。プロフェッショナルな関係で、正しく客観的で。献身的である限り、同僚や協会からの援助に不足はない」

 ルスタ氏は審判になる前、アルバニアでバスケットボールをプレーしていた。現在は審判のキャリアと中学校の体育教師としての仕事を両立させている。
エマヌエラ・ルスタ氏

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