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[国スポ少年男子]守備から入り、徐々に勢いづいてPK戦勝利。賢く戦った大分県が岐阜県を下し、2回戦進出

ゲキサカ / 2024年9月21日 19時20分

 だが、いずれも大分GK平野が指先に当ててストップ。ゴールを死守する。岐阜はその後も巧みな身のこなしやオフ・ザ・ボールの動きで差を生み出す青木中心の攻撃で相手ゴール前へ。だが、我慢強く守る大分ゴールをこじ開けることができない。

 逆に金子監督が「サブって皆さんが言ってるところを、ウチは『ネクスト』って名前で言ってますけれど、『ネクスト』の選手がやっぱりベンチにいても心1つにトライしてくれた。出た選手がやっぱり良い選手が多かった」という大分が巻き返す。

 大分は12分、江藤とのコンビから熊本が右足シュート。13分に江藤と右SH深川竜斗(鶴崎工高、1年)を入れ替えた後の17分には、吉良の右足ミドルが枠を捉える。この後、岐阜はMF白鳥永遠(帝京大可児高、1年)、大分はMF安部太智(大分中、中3)を投入。その中で、吉良が「大分は守備から入って、勢いをつけて攻撃に繋げていくチームなんで、そこは良かったと思います。前半はちょっとキツかったですけど、後半どっかでチャンスが訪れると思ってたんで、そこまで我慢して。最後の後半、決めることはできなかったんですけど、流れはこっちのものだった」と説明したように、大分が徐々に流れを引き寄せていた。

 後半35分、大分はMF豊田葵(大分高、1年)、岐阜はGK原田修汰(帝京大可児高、1年)をピッチへ送り出す。試合は0-0のまま終了し、即PK戦へ突入。そのPK戦2人目、先攻・岐阜のシュートを大分GK平野がキャッチする。だが、岐阜は決められれば負けとなる大分5人目のシュートをGK原田が止め返す。この後、互いに6、7、8人目が決めて迎えた9人目、岐阜のシュートがクロスバーを叩いたのに対し、大分は吉良が右足で豪快に決めて決着。大分が2回戦進出を果たした。
PK戦5人目、大分県MF吉良匠生(大分高、1年)が決めて決着岐阜県は悔しい初戦敗退となった
 大分の金子監督は「台本を立てて、ゲームマネージメントをして臨んだんで、(選手たちが)それに応えてくれたなって思います。分析もしていましたし、選手もサッカーの認知度を上げて、賢く戦ってくれたと思います」と評価。そして、2回戦へ向けて、「今大会は、きちんと0-0の時間を第1クール(前半の飲水までの時間)でキープして、ゲームの流れを我々の時間にしていく。で、最後ゲームを終わらせる。一喜一憂しすぎずに勝ち点を取るっていう策をしているので、トライしてくれたんじゃないかなと今回思います。明日もそういったイメージでやろうと思います」。そして、吉良は「大分の歴史を変えていかないといけないと思っている。勢いに乗っているので、明日、山形にもこの勢いで勝ちたいと思っています。(個人としては)まずは0で、自分が体を張って、ゴールに打たせないっていうところから意識して、そこでチームに貢献できたらなと思います」と力を込めた。2回戦も自分たちらしく戦い、白星を掴む。
歓喜の大分県
(取材・文 吉田太郎)

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