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[国スポ少年男子]U17アジアカップ予選メンバー入りをかけた戦い。GK松浦大翔(新潟U-18)が好守とリーダーシップで新潟県を初戦突破へ導く

ゲキサカ / 2024年9月22日 8時5分

U-16日本代表GK松浦大翔(新潟U-18、1年)が新潟県の初戦突破に貢献

[9.21 国スポ少年男子1回戦 新潟県 3-2 兵庫県 北部グラウンドB]

「新潟のこの世代は、松浦大翔っていう世代を代表するようなゴールキーパーがいるっていうのがまず最大の強みだという風に思っています」「ゴールキーパーからゲームを作れる選手」「すごく安心感とか安定感をもたらしてくれる存在」。青木宗監督(敬和学園高)が特に信頼を置く守護神、GK松浦大翔(新潟U-18、1年)が、新潟県を初戦突破へ導いた。

 前半から声を出し続けている姿が印象的。松浦はその理由について、「自分はキャプテンをやらせてもらってるので、やっぱチームを勝たせるために自分がどうしたらいいかとかを考えながらプレーしています」と説明する。

 声でチームを動かし、鼓舞。そして、鋭く迫力のある飛び出しで相手のスルーパスやクロスに対応したほか、的確なシュートストップも光っていた。「自分がやっぱシュート止めてチームの流れを持っていくっていうのも自分の武器の1つなんで。そこを明日の福岡さんとの試合も頑張っていきたいです」とコメント。終盤、声で修正できずに連続失点してしまったことを猛省していたが、U-16日本代表GKは堂々の70分間で勝利に貢献した。

 今回の国民スポーツ大会について、松浦は「色々人が見に来てるんで、自分は代表は何回か入っているんですけど、自分はやっぱ負けたくないキーパーがたくさんいるんで、(この大会でアピールして)そこにどんどん潜り込んでいけるように頑張っていきたいです。アジアカップがあるので、そこに向けて自分は頑張っています」とコメント。今大会は、間もなくU17アジアカップ予選に臨むU-16日本代表の正守護神の座をかけた戦いでもあると捉えている。

 リーダーシップと声、至近距離からのシュートストップ、抜群の高さでのキャッチングなどが強み。互いに勝ち上がれば準々決勝でU-16日本代表のライバル、GK渡邊麻舟(FC東京U-18、1年)擁する東京都と対戦する可能性もある。「福岡に勝って、東京を目指しています。勝った方がアジアカップって自分の中で思いながら」。注目守護神は新潟県を勝たせ続け、個人としてのチャンスも掴み取る。

(取材・文 吉田太郎)

●第78回国民スポーツ大会特集

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