[MOM4839]広島県MF原湊士(広島ユース、1年)_“ヌルヌルしたドリブル”で攻略し、1G1A。復調の10番が国スポでの活躍、優勝を目指す
ゲキサカ / 2024年9月23日 7時13分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.22 国スポ少年男子2回戦 広島県 6-0 高知県 北部グラウンドA]
半年間悔しい思いをしてきた10番が、攻撃の中心選手として躍動した。広島県MF原湊士(広島ユース、1年)は左WBとして先発すると、巧みにボールを引き出して中、縦へのドリブルでチャンスメーク。スペースの空いた後半にはより存在感を増し、1ゴール1アシストを記録した。
原は「ウィングバックをやっていて、攻守に関わるポジションなんで、運動量とドリブルが武器なんで、自分の武器をしっかり出すことを意識しました」。右サイドの快足WB梅田大翔(広島ユース、2年)と原の両翼の攻撃力は抜群。2人でゴール前のシーンを増やし、得点ももたらしていた。
原自身も、遠藤真仁監督(広島ユース)も「ヌルヌルしたドリブル」という表現するドリブルが最大の武器。DF間を割っていくイメージのドリブルで巧みに間をすり抜け、シュートやラストパスに結びつけている。
原は昨年、U-15日本代表に選出され、スペイン遠征やEAFF U15男子選手権(中国)を経験している世代屈指のアタッカー。だが、広島ユースの寮に入寮した直後の今年1月に第五中足骨を骨折し、4月のプリンスリーグ中国開幕戦で肉離れを起こすなど怪我が続いてしまう。
MF野口蓮斗やFW菊山璃皇ら同期の1年生が、Aチームの一員としてプレミアリーグでプレーする姿が刺激に。「プレミアとか絡んでる選手がいるので、ここから頑張っていきたい。最近、どんどんプリンス(リーグ)とかで試合に出れて、やっと感覚が上がってきての国スポなんで、いい状態で迎えられている」。この国スポでは勝ち上がることで、自分自身のプレー時間も増やすこと。そして、10番として活躍し、優勝することが目標だ。
遠藤監督はその原について、「地味ですけど、すごいしっかりポジション取って、またそこから出ていくっていうことをする。スタミナもある」と評価。その上でパワー、強度を高めることを求めていた。
原は広島ユースで「めっちゃ上手い」と感じた先輩たちがひたむきにチームプレーをする姿から学び、自分も献身的に戦いながら「苦しい時はもう、一人で打開できるような選手になりたい」ときっぱり。その姿に近づくためにも、国スポで少しでも成長して大会を終える。
(取材・文 吉田太郎)
●第78回国民スポーツ大会特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
“国スポウォッチャー”森田記者が選ぶ「国スポ少年男子の部11傑」
ゲキサカ / 2024年9月28日 10時43分
-
[国スポ少年男子]広島県が延長V。総合優勝も果たし、“サッカー王国・広島”「復活の1歩目」を踏み出す
ゲキサカ / 2024年9月27日 12時42分
-
[MOM4847]広島県MF太田大翔(広島ユース、1年)_全国決勝で鮮烈ゴール!期待のボランチが攻守で躍動
ゲキサカ / 2024年9月26日 0時28分
-
[国スポ少年男子]広島県が8年ぶりVへ王手!一体感を持ってひたむきに戦い続け、堅守、スーパーFK弾で福岡県を上回る
ゲキサカ / 2024年9月25日 7時18分
-
[国スポ少年男子]歴史を知り、「広島のために優勝」。広島県が高知県に6-0で快勝
ゲキサカ / 2024年9月23日 7時13分
ランキング
-
1大谷翔平の走塁ミスをロバーツ監督が非難 異例の苦言に米メディア騒然
東スポWEB / 2024年10月19日 10時45分
-
2最下位の鳥栖、J2降格が決定 2012年に昇格後初めて…監督交代、主力移籍“草刈り場”の苦境1年
FOOTBALL ZONE / 2024年10月19日 17時4分
-
3珍しい大谷翔平への“苦言”「言い訳できない」 指揮官は試合前絶賛も…常勝軍団の洗礼
Full-Count / 2024年10月19日 11時22分
-
4ゴールまであと10mで悲劇「見ていて辛く」「涙が出てしまい…」X悲痛 箱根駅伝予選会、東海大は落選
THE ANSWER / 2024年10月19日 18時40分
-
5巨人 35歳・坂本が見せた魂のヘッスラ2連発で待望1勝 流れは確実に変わった!
スポニチアネックス / 2024年10月19日 20時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください