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[国スポ少年男子]「16人全員でチームとして戦えている」愛媛県が残り5分からの2ゴールで大分県に逆転勝利。初のベスト4入り!

ゲキサカ / 2024年9月23日 23時21分

 愛媛は奪ってから落ち着いてボールを回せていたが、得点は生まれない。「何回も審判に残り時間を聞いていた」と続けるのは渡邉。焦りの色が見られる中だったが、鋭いドリブルを見せた大分MF武田司(鶴崎工高、1年)らのカウンターにしっかり対処し、相手に2点目を与えず試合終盤を迎えた。

 再び試合が動いたのは後半30分。攻撃の機会を伺っていたDF石原拍(愛媛U-18、1年)が中央を持ち運んで前線にクサビを展開。玉城からのリターンパスをゴール前でもらうと冷静にゴールの隅に流し込んだ。直後の33分には、相手のクリアボールを前方に入れ直し、最後は玉城のパスからゴール前を抜けたFW俵拓斗(愛媛U-18、2年)が勝ち越しゴール。

「後半は相手の方が、気持ちが強かった。自分たちも後半は集中してやろうと思っていたのですが、前半ほど声が出なくなった。そこで相手に飲み込まれた結果、ずっと攻められてしまった」。そう悔しさを滲ませるのは大分FW深川で、勝利への執念を見せた愛媛が劇的な逆転劇でチーム史上初の4強入りを掴んだ。
愛媛GK山田徠斗(愛媛U-18、1年)がガッツポーズで勝利を喜ぶ
 愛媛は8月の四国ブロック大会から変わらないメンバーで今大会に挑んでいる。「けが人など何人か離脱者が出て、チームにバラバラになりそうになった時もあったけど、しっかりまとめている」。そう話すのは渡邉で試合を重ねるごとにチームとしての一体感と士気は高まっている。

 優勝候補の一角だった大阪府を撃破した前日も宿舎に戻ってから、渡邉が「一喜一憂するな」と声を掛け、気を引き締めるなど浮かれた様子は見られない。「交代選手を含めた16人全員でチームとして戦えている」(渡邉)愛媛が見据えるのは更なる上。準決勝以降もチーム一丸となって、最後まで粘り強く戦い続ける。

(取材・文 森田将義)
●第78回国民スポーツ大会特集

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