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[国スポ少年男子]広島県の歓喜に加わったMF田川英知(瀬戸内)。怪我でメンバー外の技巧派は「この悔しさを経験したのは僕の強みになる」

ゲキサカ / 2024年9月27日 11時10分

広島県が日本一に。MF田川英知(1年=セレッソ大阪U-15出身、右から2人目)は優勝メンバーとなった瀬戸内高のチームメートと増田卓也GKコーチ(右端)、田中健二郎監督(中央)とともに笑顔

[9.25 国スポ少年男子決勝 佐賀県 1-2(延長)広島県 駅スタ]

 広島県の優勝写真には一人、Tシャツ姿のプレーヤーが加わっていた。大会一週間前の怪我で登録外となったMF田川英知(瀬戸内高1年=セレッソ大阪U-15出身)だ。決勝当日、瀬戸内の田中健二郎監督とともに広島から佐賀県の駅前不動産スタジアムへ。“チームメート”たちが延長戦を制して日本一に輝くと、田川は「やっぱ悔しいというより嬉しい方が、最初に出てきました」と微笑んだ。

 身長は162cmと小柄で「上手さの部分で勝負をしていきたい」という田川は、3-6-1システムのシャドーの位置に入る予定だった。日本一を目指していただけに、怪我をした当初は「やっぱ悔しい気持ちの方が多かった」と明かす。

 だが、広島県は勝ち上がり、決勝では当初、田川が背負う予定だった「8番」のDF井上礼治(瀬戸内高、1年)が決勝点を決めて日本一。優勝後、井上に「ナイス!」と声がけしたという田川は、「今は悔しいよりやっぱ優勝できて嬉しい方が多くて、やっぱ仲間っていいなって思いました」。目標を達成した喜びと、広島県選抜の仲間の大切さを実感していた。

 全国舞台で躍動できなかった悔しさは、力に変えるだけだ。この後、1か月半ほどで復帰予定。「この悔しさを経験したのは僕の強みになると思うんで。この強みをこれから活かしていけるように日々頑張っていきたいなと思います」と力を込める。

そして、「この怪我をして今、上半身とかの筋トレとか頑張ってるんで、努力の量では負けてないと思うんで、その努力の量をいざという時に差をつけれるように頑張りたい」。優勝メンバーたち以上の努力をしてピッチに戻ってくる意気込みだ。

 今回、瀬戸内の4人が登録メンバーとして日本一を経験。田川は「僕は登録されてないんで、日本一という部分には入っていない。全国大会とかもまだ経験したことがないんで、瀬戸内で日本一取れるように、日々頑張っていきたいと思います」。仲間たちが日本一を勝ち取った姿を忘れず、次は自分の力で頂点に立つ。
大会直前の怪我で広島県のメンバーから外れたMF田川英知(1年=セレッソ大阪U-15出身)は瀬戸内高での日本一を誓った
(取材・文 吉田太郎)

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