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[国スポ少年男子]愛媛県は歴史を塗り替える4位。主将のMF渡邉俊史(松山北)「これからの愛媛のサッカーに繋げていきたい」

ゲキサカ / 2024年9月28日 0時10分

愛媛県は歴史を塗り替える4位

[9.25 国スポ少年男子3位決定戦 愛媛県 0-0(PK2-3)福岡県 駅スタ]

「(国スポは)もう、最高でした。(3位決定戦も)結果的に負けてしまったんですけど、みんなで戦って、最後みんな意外と笑顔で終われてるので、チームに戻って、これをしっかり愛媛県のサッカーの発展に繋げれたらなと思います」。

 愛媛県は前回準優勝の大阪府と大分県を破り、初の4強入り。準決勝で広島県に2-4で敗れ、迎えた3位決定戦もPK戦で敗れたが、主将のMF渡邉俊史(松山北高、1年)は、愛媛の歴史を塗り替える4位という結果に胸を張っていた。

 準決勝は1-4と突き放されても、最後まで諦めずに戦ってFW菅範十(愛媛U-18、1年)が後半35+3分に意地のゴール。3位決定戦も前半は押し込まれる時間帯が増えていたが、その中でも球際、切り替え、ハードワークの三原則を徹底した。

 特に渡邉は鋭いアプローチと強度で奪い返しに貢献。「昨日、球際の弱さを結構みんなに指摘されたんで。キャプテンなんで、しっかりみんなに勇気を与えられるように、球際のところはこだわっていました」と説明する。
主将のMF渡邉俊史(松山北高、1年)は愛媛県を牽引
 また、主将は「結構体力的にキツイ部分があったんですけど、みんなキツイんで。自分が崩れたらチームも崩れると思うんで、しっかりそこを走り切りました」。前日の敗戦からなかなか切り替えることができなかったという。それでも、赤井秀一監督(愛媛FC)や副主将のCB曾我暖(今治U-18、1年)の言葉に後押しされて、仲間たちとともに走り切った。

 この日、愛媛はボールを保持し、相手の状況を見ながら攻める力も発揮した。後半の決定機を活かすことはできなかったものの、今大会初出場のGK松浦悠希(宇和島東高、2年)や曾我、CB石原拍(愛媛U-18、1年)を中心に70分間を無失点。PK戦でも、直前に投入されたGK山田徠斗(愛媛U-18、1年)が相手4人目、5人目のシュートを連続セーブした。
無失点でバトンを繋いだGK松浦悠希(宇和島東高、2年、右)とPK戦で2本ストップのGK山田徠斗(愛媛U-18、1年)
 渡邉は「(監督の)赤井さんからは球際と切り替えとハードワークのところ。『ここさえしっかりやっていったら、全然相手には負けない』というのはしっかり教わっていたので、それを体現できた本大会かなと思います」と頷く。そして、「大阪戦からしっかり1試合1試合通して全員成長して、チーム一丸となってここまで来れたかなと思うので、これをもっとこれからの愛媛のサッカーに繋げていきたいと思っています」と誓った。

 2009年早生まれの渡邊は、来年の国スポの出場資格も持つ。再び、主将として国スポに。「自分が今回の大会通して、もっとキャプテンとしてやらなきゃいけないことがあるなって感じたんで、そこは来年の国体も含めて、自チームでもしっかりチームを引っ張っていける存在になれたらいい」と成長することを誓い、「(国スポは)来年、しっかりみんなの分、結果にこだわって、今回目指していた優勝のところをしっかり目指して頑張っていきたいと思います」と力を込めた。より愛媛のサッカーが発展することを目指し、1年後の国スポでまた歴史を塗り替える。
選手たちは笑顔で国スポを終えた
(取材・文 吉田太郎)

●第78回国民スポーツ大会特集

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