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今節はゴールで吠えたDF岡哲平!! FC東京が果敢なプレスでカウンター大量発動、横浜FMに逆転勝利して3連勝

ゲキサカ / 2024年9月28日 19時7分

吠えたDF岡哲平

[9.28 J1第32節 横浜FM 1-3 FC東京 日産ス]

 J1リーグは28日に第32節を開催した。FC東京は主将のMF小泉慶が欠場する中、果敢なプレスでチャンスを作ると横浜F・マリノスに3-1で逆転勝利を収めて今季2度目の3連勝となった。横浜FMは3連敗を喫している。

 先制は横浜FM。前半4分、前節負傷交代も先発入りしたMF天野純がGK野澤大志ブランドンのキックを中盤でカットする。FWエウベル、MF喜田拓也、FWアンデルソン・ロペス、エウベルと繋いでペナルティエリアに侵入すると、最後はエウベルのヒールパスを受けたA・ロペスがゴールに流し込んだ。A・ロペスは今季19ゴール目。前節終了時の得点ランキングではFWレオ・セアラ(C大阪)が20点で首位に立っている。

 対するFC東京は前半14分、DF長友佑都が中央に預けたボールをMF高宇洋が右足でコントロールシュート。ボールはゴール右に飛んだが、GKポープ・ウィリアムにセーブされた。その後も前線からのプレスでチャンスを作り、同点を狙った。

 すると前半29分、FC東京はMF東慶悟のスルーパスで決定機を迎える。右サイドを抜けた長友のクロスをMF荒木遼太郎がフリックし、ファーサイドに流れたボールをMF俵積田晃太がシュート。これはゴールカバーに入ったDF畠中槙之輔にブロックされるも、こぼれをDF岡哲平が押し込んで追いついた。

 岡は前節の浦和レッズ戦でピンチを凌ぐスライディングブロックを見せて雄叫びを上げていたが、今節はゴールの活躍で吠えた。

 FC東京は前半36分にもカウンターからチャンス。FWディエゴ・オリヴェイラのドリブルから右サイドのMF仲川輝人が中に切り込んで左足を振ったが枠を捉えられない。

 横浜FMは1-1で折り返した後半、8分にDF永戸勝也、10分にFWヤン・マテウスが強烈なシュートを放ったがいずれも枠の上に飛んだ。横浜FMがゴールに迫る中、2点目はFC東京に生まれた。荒木のプレスバックを起点にカウンターを発動。ディエゴの落としを荒木が左前方に蹴り出すと、抜け出した俵積田がGKの股間を抜いてゴールネットを揺らした。高卒2年目の俵積田は第12節以来の今季2ゴール目となった。

 FC東京は後半28分にも守備からゴールに迫る。仲川が相手最終ラインの背後からスプリントしてパスカット。ルーズボールをDF木本恭生が縦に刺し、荒木のポストプレーからディエゴが抜け出した。ディエゴは猛然と戻ってきた2人をかわしてシュートを打ったが、枠の左に外れた。

 さらに後半45分、DFエドゥアルドが左サイドに展開したボールを途中出場のDF中村帆高がカットし、やはりカウンターを仕掛ける。右サイドからMF野澤零温が送ったグラウンダーのクロスを仲川が押し込んで決定的な3点目を奪った。仲川にとってはJ1制覇でMVPを受賞した古巣相手からのゴールとなった。

 FC東京は後半アディショナルタイムにもカウンターでゴールに迫ったが、DF安斎颯馬のシュートは枠を大きく越えて4点目は奪えず。それでも最後まで走り抜き、3ポイントを獲得した。
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