鳥栖&福岡の“九州ダービー”はスコアレス決着

[9.28 J1第32節 鳥栖 0-0 福岡 駅スタ]

　J1リーグは28日、各地で第32節を開催した。駅前不動産スタジアムで行われた20位サガン鳥栖と13位アビスパ福岡の対戦は、0-0の引き分けに終わった。

　最下位に沈む鳥栖は10試合ぶりの勝ち点3を目指す。下位陣を引き離したい福岡は11試合ぶりのを狙った。“九州ダービー”は立ち上がりから一進一退の攻防となった。

　鳥栖は前半14分、右サイドから攻撃を仕掛けると、MF久保藤次郎のパスを受けたFW富樫敬真が角度のないところから強引に狙うも、ここはGK永石拓海がストップ。福岡は同22分にMF紺野和也が右サイドから持ち上がり最後は左足で狙ったが、ボールを巻き切ることはできなかった。

　鳥栖は前半28分、MF福田晃斗が敵陣ペナルティエリア手前でボールを回収すると、パスを受けたMF中原輝が左足でシュートを放ったが永石の正面。福岡は同31分、MF岩崎悠人が相手のクリアボールを収めて左足で豪快にシュートを打っていったが、枠を捉えることはできなかった。

　試合はスコアレスのまま前半を折り返すと、後半も激しい攻防が続いた。福岡は同20分、右サイドMF小田逸稀のクロスにFWシャハブ・ザヘディが頭で合わせるもわずかに枠の外。同23分には鳥栖が波状攻撃を仕掛けたが、MF清武弘嗣と久保のシュートは永石にセーブされた。

　試合は0-0のままタイムアップ。勝ち点1を分け合った。
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