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エース離脱に伴う今季初先発に上田綺世「自分で勝ち取りたかった」日本代表FW対決で小川航基にも言及

ゲキサカ / 2024年9月30日 10時56分

日本代表エース対決となった

 フェイエノールトのFW上田綺世が28日のNECナイメヘン戦後、離脱者の発生に伴う先発入りについて『ESPN』のインタビューで「できればこういう形ではなくポジションを自分で勝ち取りたかった」と正直な思いを伝えた。

 上田はクラブで今季全試合が途中出場となっていたが、前節エースのFWサンティアゴ・ヒメネスが負傷。上田が前半29分から緊急出場すると直後にゴールを奪ってアピールを果たした。ヒメネスは3か月の離脱と発表されており、上田に先発定着への正念場が訪れる形となった。

 すると今節のNEC戦で今季初先発を飾り、フル出場。ただゴール前で相手を背負いながら反転してシュートを打つなど得点を狙ったものの、GKのセーブやトラップが流れるなどして2試合連続ゴールとはならなかった。試合は1-1の引き分けに終わった。

 試合後、上田は2勝4分と勝ちきれない状況に触れながら「自分の特長をチームメイトが理解してパスをくれたんですけど、 なかなかそれを決められなくて今日の結果にも繋がった」と悔しさを伝えた。

 日本代表でゴールを重ねる一方、クラブではポジション争いに苦しんでいる。ヒメネスの負傷による先発入りに対しても「自分で勝ち取りたかった」と心境を吐露。ただ「これもフットボールなのでこのチャンスをしっかり活かしたい」と前を向いて「レベルアップできている実感はありますし、1年前と全然違うという実感もあるので成長できていると思います」と述べ、フェイエノールトでも活躍する意欲を示した。

 また、この試合では日本代表でポジションを争うFW小川航基と対戦。小川も得点はなかったが、後半アディショナルタイムにポスト直撃のヘディングシュートを放つなど存在感を示した。上田は小川がポストプレーやチャンスメイクで攻撃を牽引していることに触れて「お互いに良い刺激を与えられる関係だと思います」と同じオランダの地で切磋琢磨していることを伝えた。
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