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[プレミアリーグWEST]首位・大津相手に特長発揮。帝京長岡の1年生MF和食陽向は吸収、活躍を続けて目標のMF廣井蘭人に近づく

ゲキサカ / 2024年10月1日 21時59分

帝京長岡高で存在感を高めているMF和食陽向(1年=FCフレスカ神戸出身)

[9.29 プレミアリーグWEST第16節 大津高 5-1 帝京長岡高 宇城市立ふれあいスポーツセンター]

 1年生アタッカーが、プレミアリーグWEST首位の大津高(熊本)相手に印象的な動き。相手のプレッシャーにほとんど食われることなく、DF間でボールを受け続け、マークを外してシュートも放った。ボールの持ち方については、大津の山城朋大監督も驚いていたほど。MF和食陽向(1年=FCフレスカ神戸出身)が、インターハイ3位の帝京長岡高(新潟)攻撃陣の中でも存在感を高めている。

 この日は、ゴール前の局面でボールを失ったりしたことを「甘さが出てしまった」と反省。それでも、「間でボールを受けるっていうのが結構得意で、そこはやってきたんで、今日も出せたっていうのが良かった」。また、相手DFを剥がすことにチャレンジし、PAでテクニックを発揮してシュートを放ったことについては前向きに捉えていた。

 大津相手に力を発揮できたことについては「少しは自信に」と微笑。兵庫県のFCフレスカ神戸から、サッカースタイルへの憧れと、「人として成長するために」帝京長岡へ進学した。その1年生MFは入学式前からトップチームに帯同し、プレミアリーグWEST第2節でデビュー。静岡学園高、岡山U-18からゴールを決め、インターハイ2回戦では前半だけで3アシストを記録している。

 怪我の不安があったことから、インターハイでは出場時間が制限されていたが、後期のプレミアリーグや国体では試合を通して活躍中。古沢徹監督が「人が求めていることを受け取る力が高い」という1年生は、吸収しながら成長を続けており、OBで1年時から活躍したMF廣井蘭人(現筑波大、U-19日本代表)と比較する声も出ている。

 中学時代はサイドを主戦場とするドリブラー。現在は突破力を発揮しつつも、狭い局面でボールを受けて味方に繋ぐことや、ドリブル、ラストパスを繰り出すところに自信を持っている。「監督とかの話は結構聞いて、何でもやってみるってことはしていて、そこは良くなってきてるかなと思います」と和食。その1年生MFにとっても、廣井は目標とする選手だ。

 廣井は1年時の2020年度選手権でゴール前のセンスを発揮するなど活躍し、3位に貢献。その後、年代別日本代表や高校選抜に名を連ねてきた廣井に対し、和食も初の代表入りは目指しているところだ。武器としている部分や、課題の対人守備、走り切る力を向上させ、選手権でその知名度を上げるか。「チームのためにやっていければ、活躍もできるかと。そこ(選手権での活躍)が1番やっていきたいです」という1年生が、ブレイクを果たす。
帝京長岡の1年生MF和食陽向は存在感のある動き
(取材・文 吉田太郎)

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