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川崎Fの選手たちが口を揃えた光州FCマンツーマン守備「来ることはわかっていたが…」前半45分間の苦戦に悔い

ゲキサカ / 2024年10月2日 17時0分

中盤で奮闘したMF山本悠樹

[10.1 ACLEリーグステージ第2節 川崎F 0-1 光州 U等々力]

 想定はしていたが、想定以上の圧力に苦しめられた。川崎フロンターレの選手たちは光州FC(韓国)の印象について「マンツーマン」での守備に苦戦したことを強調。MF山本悠樹は「マンツーマンで来ることはわかっていたが、かなり来ていた」と振り返った。

 前半45分間は苦しい時間が続いた。後方からパスの出しどころを失った川崎Fは前半19分、DF高井幸大のパスが相手に奪われ、ショートカウンターを食らう。DFセサル・アイダルが自陣内で相手選手を倒すと、与えたPKをしっかりと決められた。

 個々人のミスではなく、チーム全体が相手の戦術にハマった。DF三浦颯太は「もう少しボカしてくるかと思いきや、がっつりマンツーマンだった」と語る。「後ろでのGKも含めたビルドアップの質が高くて、テンポがよかった」。想定以上の攻守の動きに翻弄されながら、「PKを与えてしまった。我慢強くできていたと思うが、1失点してしまった」と悔しさをにじませた。

 中盤の底でプレーした山本は、立ち位置での優位性を求めながら、さらに最終ラインに降りてビルドアップに参加。「ああいう相手に対してもやるんだよというのを真ん中の選手が示していかないといけないと思った」。チームにも自身にもミスがあったことを強調しつつ、「それでもやるんだよという姿勢を見せないと、後半のあの展開につながってこない。そういう相手に対してもやらないとという意味も込めて、試行錯誤しながらやっていた」と真意を明かした。

 前半終了間際にはマンツーマンをかいくぐってチャンスが生まれた。最後方の高井から縦パスが入り、さらに山本が敵陣内にパス。反応したMF瀬川祐輔が相手GKと1対1を迎えたが、つまさきで触れたシュートは決め切れなかった。

「悠樹のパスが触れられるかもと思っちゃって、触られたときの対応をしながらの抜け出しだった。半歩くらい意識が遅くなった」(瀬川)。右サイドから中央に入り込む流動性から生まれた決定機に「もうちょい早く気づきべきだった」と語る。「わかっていたが、思った以上にマンツーマンだった。逆サイドに走っていっても基本的についてくるようなマンツーマン。そこを攻略するのが難しかったというか、時間がかかってしまった」と攻略の糸口を見つけるまで費やした時間に悔しさを述べた。

 先発出場でキャプテンマークを巻いたFW小林悠は「もったいない前半だった」と思いを吐き出す。スタミナが尽き始めた光州FCに対し、川崎Fは後半から反撃開始。後半10分には小林がゴールネットを揺らす場面もあったが、直前のプレーで味方にファウルが認められ、ノーゴールの判定になった。「前半からマンツーマンで来ていたので、そこをかわせれば全然違う展開になっていたと思うが……」と追いつけなかったことに悔い。「後半かなりチャンスはあったので、勝たなきゃいけない試合だった」とまとめた。

(取材・文 石川祐介)
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