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上田綺世がキャリア3回目のPK失敗でCL初ゴールならず…フェイエノールトはOG2発などでジローナに勝利

ゲキサカ / 2024年10月3日 3時40分

FW上田綺世はチャンスを活かせなかった

[10.2 欧州CLリーグフェーズ第2節 ジローナ 2-3 フェイエノールト]

 フェイエノールトは2日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第2節でジローナに3-2で勝利して今大会初勝利を収めた。FW上田綺世は前半に痛恨のPK失敗。これまでPKを失敗した全2試合ではゴールを決めていたが、この日は得点なく71分間の出場となった。

 上田は直近のリーグ戦に続く今季2試合目の先発入り。FWサンティアゴ・ヒメネスの負傷離脱に伴ってレギュラー奪取に向けた正念場を戦っている。前半11分、FWイブラヒム・オスマンが右サイド深くでボールを奪うと、こぼれ球がペナルティエリア内の上田のもとへ飛ぶ。上田は角度がなかったためファーサイドの味方へのパスを選択したが、相手にカットされた。

 フェイエノールトは前半19分にCKからDFダビド・ロペスに決められて先制を許した。それでも同23分、右サイドからのFKをMFクインテン・ティンバーが頭で合わせると、ボールはMFヤンヘル・エレーラに当たってゴールイン。記録はオウンゴールですぐに同点とした。

 なおもフェイエノールトは前半33分、ティンバーのパスカットで速攻を仕掛けて最後はMFアントニ・ミランボがゴールネットを揺らし、逆転に成功した。ティンバーは続く同35分、今度は敵陣PA内でパスカットすると相手に倒されてPKを獲得。フェイエノールトにリードを広げるチャンスが訪れた。

 PKキッカーは上田。決めれば自身の欧州CL初ゴールとなったが、ゴール右を狙ったボールはGKパウロ・ガッサニーガにセーブされた。『トランスファーマルクト』によると上田は2019年に鹿島アントラーズでプロキャリアを始めて以降、PK戦を除いて11回PKを成功している一方、今回で3回目の失敗となった。前半はフェイエノールトが2-1でリードする中で終了した。

 上田は後半3分にも決定機。オスマンが右サイドを突破して2対1の状況になると、中央やや左を走る上田にラストパス。しかし上田はトラップがやや足元に入ってしまい、中に切り込んだタイミングで戻ってきた相手選手にボールを奪われた。絶好の得点機会でシュートを打つことができず、思わず天を仰いで悔しさを示していた。

 後半22分にはジローナがPKを獲得。FWボヤン・ミオフスキはゴール左を狙ったが、PKを献上したGKティモン ベレンロイターが自ら止めてピンチを凌いだ。ブライアン・プリスケ監督は同26分に上田を退げてFWフリアン・カランサを投入した。

 するとジローナが後半28分、MFドニー・ファン・デ・ベークのゴールで試合を振り出しに戻した。ところが同34分、フェイエノールトのDFダビド・ハンツコがクロスを上げるとDFラディスラフ・クレイチーのオウンゴールを誘って勝ち越しに成功。今大会が初出場のジローナは初戦もオウンゴールで0-1の敗戦を喫しており、開幕2試合で3回目のオウンゴールとなった。『オプタ』は07-08シーズンにフェネルバフチェが記録した1大会のオウンゴールによる最多失点数に並んだことを伝えている。

 試合はそのまま終わり、フェイエノールトが3-2で勝利した。
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