キックミス響き4失点の町田GK谷晃生「今日は全部自分のせい」黒田監督もリスク判断を疑問視
ゲキサカ / 2024年10月5日 18時41分
[10.5 J1第33節 町田 1-4 川崎F Gスタ]
FC町田ゼルビアは今季初の4失点と守備陣が大きく崩れ、昨季から就任した黒田剛監督体制で初めての連敗を喫した。ロングパスのミスが失点につながるなど、大きく精彩を欠いた日本代表GK谷晃生は試合後、「今日は全部自分のせい。申し訳ない」と厳しい自己評価を口にした。
この日の町田は前半13分にダイナミックな速攻から先制点を奪い、試合の入り方は良かったものの、同28分に中盤の対応が緩くなったところを突かれて失点。そこから反撃に出たいところだったが、同38分には谷のパントキックミスがMF脇坂泰斗に奪われ、FW山田新のループシュートで逆転を許した。
さらに後半も悪い流れは止まらず、4分、最終ラインのギャップを突かれたところに谷が飛び出すも、FWエリソンの足を払う形となってPKを献上。これを決められて3点目を奪われると、同26分にも谷のパントキックが相手に入り、そこからのサイド攻撃からトドメの4失点目を許した。
谷は自身のミスについて「技術ミスもあったし、判断ミスもあった」と振り返りつつ、「僕のミスがこういう結果につながってしまった。一番崩れてはいけないところが崩れてしまったので今日は僕の責任」と断言。相手の枠内シュートは10本以上を数えた中で好セーブもあったが、「この世界は結果が大事。4失点して負けてしまっている時点でそれ以上でもそれ以下でもない。これを取り返すにはまた日頃から積み重ねてやっていくしかない」と責任を背負った。
黒田監督も試合後の会見で谷のミスについて問われ、「彼はできると思って刺したパスだったと思う」と一定の理解を示しながらも、「あの状況でそのプレーを選択する必要性があったのかどうか」とプレー判断を疑問視。「もう少しボールを浮かせても良かったし、デューク(に蹴って)のセカンドを拾うこともできた。リスクを排除していかないといけないゲームだった」と振り返りつつ、「本人は分かっていると思うので、学習材料を持って(W杯最終予選に臨む)日本代表に向かって欲しい」と奮起に期待していた。
(取材・文 竹内達也)
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