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[MOM4854]日体大柏DF岡崎來夢(3年)_昨年から先発の185cmCBがもたらす安心感。攻守で力を発揮し、勝利へ導く

ゲキサカ / 2024年10月6日 0時18分

CB岡崎來夢(3年=横浜FCジュニアユース出身)が日体大柏高の攻守を安定させて勝利

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.5 U-18千葉県1部L第15節 日体大柏高 4-3 中央学院高 日体大柏高G]

 けが人が続くなど、日体大柏高は後期リーグ戦でなかなか結果を出すことができていなかった。それでも、出番を得た出場選手が地道に戦い、千葉県1部リーグ首位をキープ。そのチームに戻ってきた185cmDFが守りとビルドアップを安定させて、ゴールももたらした。

 CB岡崎來夢(3年=横浜FCジュニアユース出身)は、個々のキープ力が高い中央学院高に対し、押し込まれても最後の局面でしっかりと相手の正面に立つこと、声を切らさないことを意識。「(去年、)自分、2年生で1人だったんで。センターバックとして、後ろから、先輩だからとか関係なく、声出すっていうのを意識していました」というように、声は唯一の2年生レギュラーを務めていた昨年から表現し続けてきたものだ。

 前線の選手たちが相手のドリブルに離されずに走ってくれたこともあり、岡崎は狙いを持って守備。予測力を活かして背後へのボールにも対応し、前半は中央学院をPAに侵入させなかった。また、前半30分には左CKから「自分の強み」という頭で競り勝ち、日体大柏の3点目を演出。加えて、中央学院が前からボールを取りに来なかったこともあり、得意のビルドアップでも余裕を持ってボールを動かしていた。

 後半終了間際に守りの集中力を欠いて連続失点したことを反省。だが、水戸内定GK早川ウワブライト(3年)が「ビルドアップやロングキックとか状況判断が凄く速く、キックもパスも正確。去年出てるっていうのもあって、今年はもう全然余裕でやれてるなって、信頼はあります。コイツがいたら結構楽だなって、安心できるっていうのはあります」というDFリーダーの存在は、頼もしかった。

 根引謙介監督も復帰戦で勝利に貢献した岡崎について、「彼は経験がこのグループでも一番多い選手なので。今日しっかり戻って、ほんとにビルドアップのところもしっかり起点になってくれていたし、守備のところもいい予測を持ってやってくれてるんで、本当に彼らしいパフォーマンスをしっかり出してくれたと思う」と評価。本人も、今年は継続的に自信を持ちながら、プレーできているようだ。

 岡崎は昨年と今年との違いについて、「やっぱり思い切ってプレーすることが、最高学年になってできるようになってきた」という。以前は課題だった背後へのボールの処理も予測を速くすることで向上。「やっぱり守備もできて、攻撃にも絡めるっていうのが自分の強みだと思うんで。セットプレーからのヘディングで決めるとか、アシストするところは選手権でも注目して欲しいです」とコメントした。

 昨年度の選手権予選は、決勝で市立船橋高に1-5で完敗。「えぐかった」というFW郡司璃来(現清水)にハットトリックを許した。苦い敗戦だったとは言え、岡崎がこの舞台を経験していることはチームにとっても大きい。「雰囲気に飲み込まれないように、やっていきたいと思います。1人1人の選手が緊張せずに、思い切って100パーセント以上の力を出せば、絶対千葉で1位を取ることができる」。高校卒業後は関東大学1部リーグの強豪大学へ進学予定。今後にも注目の大型DFが、千葉のライバルたちを攻守で上回る。

(取材・文 吉田太郎)

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