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神戸がクラブ新の同一シーズン6連勝!! パトリッキ弾で首位・広島にプレッシャー!! 京都はエリアス10戦10発も2連敗

ゲキサカ / 2024年10月6日 16時4分

神戸が6連勝

[10.6 J1第33節 京都 2-3 神戸 サンガS]

 J1リーグ第33節が6日に開催された。2位のヴィッセル神戸は残留争い中の京都サンガF.C.に一時2点差を追いつかれるも、FWジェアン・パトリッキのゴールで勝ち越して3-2で勝利した。2016年から17年にかけて記録したクラブ記録に並び、同一シーズン内ではクラブ新となる6連勝を飾って首位のサンフレッチェ広島にプレッシャーをかけた。

 神戸は開始早々にアクシデント。MF井出遥也がボールを追いかけた際に左太もも裏付近を痛めて前半7分にMF佐々木大樹との交代を余儀なくされた。緊急出場の佐々木は同14分、FW宮代大聖からのスルーパスを受けると外に流れながらも右足を振ってゴールを狙う。ボールは枠を捉えたがGKク・ソンユンにセーブされた。

 押し込む神戸は前半17分、左サイドを駆け上がったDF初瀬亮のクロスをファーサイドでFW大迫勇也が合わせる。ゴールに入ったか際どいところでGKに掻き出されるも、こぼれ球をFW武藤嘉紀が押し込んで先制した。記録は大迫のゴールとなり、今季個人11点目となった。

 京都は前半43分、DF三竿雄斗が右CKで直接ゴールを狙ったがわずかに枠の上に外れた。直後には低い位置でボールを失ってピンチに。大迫が最終ラインの背後を突く中でク・ソンユンが間合いを詰めてシュートを枠外に追いやった。それでも神戸は前半45+5分、佐々木が左サイドでファウルを受けてFKを獲得。初瀬が蹴ったボールを佐々木が頭で叩き込み、前半終了間際に追加点を奪った。そのまま神戸の2点リードでハーフタイムに突入した。

 京都は後半の開始からMF松田天馬に代えてMF平戸太貴を投入。キックオフからギアを上げると後半2分、MF福岡慎平がDFマテウス・トゥーレルのパスをカットしてFWラファエル・エリアスに渡す。エリアスはミドルレンジから豪快に左足を振り抜いて1点差に詰め寄った。エリアスはJ1出場10試合で10ゴールに到達している。

 さらに京都は後半4分、平戸のフィードからカウンターを仕掛ける。FW原大智がFWマルコ・トゥーリオからのスルーパスに抜け出したが、DF山川哲史の対応で体勢を崩してシュートは打ちきれなかった。同6分にはクロスのこぼれ球にエリアスが反応。ゴールは無人の状態だったが、浮き球を上手くミートできず大きく枠を外れた。
 
 同点を目指す京都は後半14分、MF川崎颯太がMF扇原貴宏のパスをカットして速攻。トゥーリオから川崎へのパスはズレるも、相手のクリアが中途半端になったところをトゥーリオがダイレクトボレーでゴールネットを揺らして振り出しに戻した。

 流れを変えたい神戸は後半26分にMF鍬先祐弥とパトリッキを送り込む。京都も同29分にMF金子大毅を投入した。すると同38分、神戸が左CKを獲得すると佐々木の折り返しを鍬先がシュート。これがゴール前のパトリッキのもとへ飛び、顔に当たりながらも押し込んで勝ち越しゴールを奪った。パトリッキはこれが今季リーグ戦初ゴールとなった。

 試合はこのまま終わり、神戸が6連勝を達成。夏期に好調だった京都は2連敗で残留争いに巻き込まれている。
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