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FIFAからKFAに“政治的干渉”巡る警告文書…韓国文化体育観光部長官「形式的な手続きだと思う」重大処分の可能性否定

ゲキサカ / 2024年10月7日 15時0分

渦中のチョン・モンギュKFA会長

 国際サッカー連盟(FIFA)が韓国サッカー協会(KFA)に政府的干渉を懸念する警告文書を通達したことについて、韓国のユ・インチョン文化体育観光部長官は7日に「形式的な手続きだと思う」として大きな問題には発展しない見込みだと強調した。『聯合ニュース』などが伝えている。

 KFAを巡ってはホン・ミョンボ韓国代表新監督の選任過程が不透明だとして、文化体育観光部が調査を行っている。国内でチョン・モンギュKFA会長の退任を求める声も強まる中、FIFAは今月上旬に「各国協会は第三者の干渉を受けてはならない」や「政治的干渉から独立していなければならない」とある定款を示した文書をKFAに送った。

 過去にはクウェートサッカー協会が同違反で処分を受け、ロシアワールドカップ予選敗退となる事例も発生。一部メディアはこのまま文化体育観光部の調査が続いた場合、韓国が北中米W杯予選で敗退扱いになる可能性があることを伝えていた。

 そうした中、ユ長官は「形式的な手続きだと思う。違反しないようにする」との見解を示し、重大処分に発展する可能性を否定した。また「強制的に会長を変えるようには言えない。サッカー協会内で自主的に整理しなければいけない」としつつ、「我々ができる対応を続けていくつもりだ」と引き続き調査を進める意向を示した。

 なお現地メディアによると、一部議員からは調査を停止させる意図を疑い、「KFAがわざとFIFAに伝えて文書を送らせたのではないかという指摘がある」との意見も出ているという。ユ長官は警告文書の発送経緯も確認するようだ。
●北中米W杯アジア最終予選特集

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