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引退会見で神戸での日々を振り返ったイニエスタ「素晴らしい経験だった」三浦淳寛氏からのビデオメッセージも

ゲキサカ / 2024年10月8日 20時44分

MFアンドレス・イニエスタが神戸時代を振り返った

 元スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタが8日に引退会見を開催した。ヴィッセル神戸
への移籍を「2018年に最も難しい決断の一つを下した」と振り返りながら、「素晴らしい経験だった」と強調した。

 イニエスタはバルセロナを退団した18年7月に神戸に加入。5シーズンにわたる所属で天皇杯優勝を果たしたほか、日本のサッカーファンを熱狂させるプレーでJリーグを盛り上げた。もっとも移籍を決断する際には「バルサを離れて世界の反対側、日本の神戸に」と多少の不安もあった様子。それでも「美しい歴史を築く手助けができた」とイニエスタ。充実した日々を過ごしたようだ。

 また、イニエスタは「信じられないような歓迎をしてくれた。家にいるように感じさせてくれた」とファンやクラブへの感謝も示した。「日本には感謝しかない。退団セレモニーは魔法のようで信じられないものだった」と笑顔を見せると、「日本はこれからも私たちの心の中にある」と伝えている。

 会見ではジョゼップ・グアルディオラ監督らゆかりのある人物のビデオメッセージが上映される中、日本からは神戸でスポーツダイレクターや監督としてイニエスタと関わりのあった三浦淳寛氏が登場。「アンドレスの貢献度は非常に高いものだと思っています」と感謝を伝えた。

 三浦氏は「三木谷会長から獲得どうかなと相談されたんですけど、初めは驚きでしたね」と当時を振り返った。その上で「みなさんご存知ですしお手本になる選手だと思ったので『それは素晴らしいことです。獲得しましょう』という話をしました」と明かし、「神戸が今力をつけてきて上位にいるというのは、イニエスタの力が大きかったんじゃないかなと思います」と貢献ぶりを示した。

 イニエスタはセカンドキャリアとして指導者の道を歩むことを表明。三浦氏は「僕の希望はJリーグで指導者、コーチ、監督として見てみたいという思いが強いです」とコメントし、再会を願った。
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