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伊東純也「たまたまレイソルつながりだった」合流初日に初招集DF関根大輝とペア練習

ゲキサカ / 2024年10月9日 18時35分

MF伊東純也(スタッド・ランス)

 日本代表のサウジアラビア合宿2日目、報道陣に公開された15分間の練習では2人1組になってパス交換するメニューが組まれたが、MF伊東純也(スタッド・ランス)とペアになっていたのはかつて自身が所属した柏レイソルから初招集されたDF関根大輝だった。

「近くにいた人でやろうっていう感じでやった。たまたまレイソルつながりだったんですけど」(伊東)

 そんなふうに言ったが、1993年3月生まれで31歳の伊東と2002年8月生まれで22歳の関根とは学年でいえば「10」離れており、やはり気にかけている様子だ。特に関根は今回、DF高井幸大の負傷による辞退に伴っての追加招集であり、A代表は初選出。「昨日(7日)の夜に着いたばかりなのでまだそんなに話してないですけど、ちょっと話せればいいかなと思います」と気遣いを見せた。

 柏つながり以外にも“大学経由の日本代表”という共通点もある。報道陣から関根が拓殖大にまだ在学中であることを聞くと、「“よっち”みたいな感じですか」と自身と同学年の元日本代表FW武藤嘉紀(神戸)を引き合いに出した。そしてミックスゾーンを見渡すと、偶然にも大卒選手がずらり。三笘薫、守田英正、旗手怜央に目をやり「大卒は今、代表でも結構多いですよね」と言った。

 2日後に迫るサウジアラビアとの一戦は、2021年10月にあったカタールW杯アジア最終予選第3戦の“リベンジ”でもある。3年前、日本代表は今回と同じくジッダに乗り込んで0-1で苦杯をなめたがその試合に伊東の名前はなかった。9月のオマーン戦と中国戦で警告を受けていたため、累積警告で出場停止だったのだ。

「あの時はサウジ戦に出れなくて悔しい思いがあった。外から見ていても難しい感じだなと思っていた」

 今度こそという思いはもちろん強い。早い時間に得点を挙げるのに越したことはないが、0-0で進んでもじれずに粘り強く戦えば必ず勝機が訪れるという気持ちもある。実際、今年9月の北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦では日本に先制点が入ったのは前半37分。日本はその後、4得点を追加して5-0で大勝した。

「バーレーン戦の時みたいに粘り強くやっていれば、後半にまたチャンスができてくるっていうのもあるかもしれない。早い時間に取れればベストですけど、取れなくてもじれずにやれればいいかなと思う」。勝ち点3奪取に照準を絞り、サウジアラビア戦に臨む。

(取材・文 矢内由美子)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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