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「注目される一戦になる」W杯最終予選の大一番を前にキャプテン遠藤航が語った「油断なし」の境地

ゲキサカ / 2024年10月10日 3時3分

MF遠藤航(リバプール)

 日本代表に油断はない。北中米W杯アジア最終予選前半の山場となるサウジアラビア戦を翌日に控えた9日、キャプテンのMF遠藤航(リバプール)が森保一監督とともに公式会見に臨み、引き締まった表情で抱負を述べた。

「アウェーということであすは非常にタフな試合になると思うが、自分たちができる最大級の準備はしてきているつもり。アウェーの中でも勝利を目指しながらクレバーに戦っていければと思う」

 サウジアラビアは2017年のW杯予選で日本から1得点を奪ったFWファハド・アルムワラドが自宅2階バルコニーからの転落事故で入院しており、MFモハメド・カンノが出場停止、GKモハメド・アルオワイスが負傷離脱するなど複数の主力選手が不在だ。この状況を踏まえ、サウジ記者から「日本はサウジチームの実力をどのように見ているのか」という質問が出たが、遠藤は警戒心を緩めることなくこう言った。

「選手たちは個の能力が高い。前回(2021年10月)に点を取った選手も途中から入って点を取っていて、いい選手がそろっているという印象がある。何人か出られない選手がいるのは知っているが、油断することはない」

 足元をすくわれないために集中力を高めている一方で、森保ジャパンの第1次政権と第2次政権の計6年半で積み重ねてきていたものへの信頼も口にした。

「森保監督(の指揮)が始まって以来ずっと自分たちは監督のスタイルを継続しながら、結果が出る時も出ないときも自分たちが大切にしているものをブレさせることなく続けてきた」

 大切にしているもののひとつは臨機応変な戦い方だ。6年半で蓄えてきた多くの引き出しの中から最適解を見つけ、即座にピッチで表現することは、ジッダでの対戦で過去3戦全敗と苦杯をなめさせられているサウジアラビアを倒すためにも必要な要素だ。

 試合会場のキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムには6万人のサウジサポーターが集結する見込み。声が通りにくいのはもちろん、高温多湿の過酷なコンディションとなるのは間違いないが、「いろんなオプションを持っているチームが多いのでそれに対応する量は少しずつ増えていくけど、今は準備の質もかなりいい」と語ったように、豊富な戦術的持ち札を自在に使いこなす自信がある。

「サウジ戦は最終予選の中でも注目される一戦になると思う」。注目される中でも、したたかに勝利をつかむつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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