クラブでは攻撃参加連発、森保Jでは後方支援に徹するCB町田浩樹「薫から来なくていいと言われてるんで(笑)」
ゲキサカ / 2024年10月10日 5時44分
日本代表のDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)が9日に行われた北中米W杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(10日・ジッダ)の前日練習後、報道陣の取材に応じ、左サイドを中心とした攻撃の連係向上に意欲を示した。
日本代表は6月シリーズから3-4-2-1の新布陣を採用し、9月のW杯最終予選2試合も中国に7-0、バーレーンに5-0という大差で勝利。現状では“攻撃的3バック”の成果が大きく出ていると言える。
もっとも、真価が問われるのはこれから。中国やバーレーンのようにFIFAランクで格下の相手だけでなく、サウジアラビアやオーストラリアのような強豪国をも崩していくことが求められる。
左ウイングバックを担うMF三笘薫も9月シリーズ2試合目のバーレーン戦後、「今日の相手だからできたところもあると思う」と厳しく振り返りつつ、「その状況の最適解を毎回出していかないと綺麗に崩すことはできない。強い相手なら数回のチャンスになってくるので、もっともっと磨いていかないといけない」と向上の余地を見つめていた。
町田も所属先のロイヤル・ユニオン・サンジロワーズでは果敢な攻め上がりを見せており、攻撃面の役割には積極的だ。
「もちろん薫との関係もあるし、中のトップ下の選手、(南野)拓実くんだったり、タケ(久保建英)だったり、(鎌田)大地くんだったり、(上田)綺世との関係性ももっと向上できる。距離感だったり、僕が運ぶところ運ばないところも向上する余地がある」
そう伸び代を口にした町田はサンロワーズとの違いについて次のようにも明かした。
「ユニオンではインナーラップする回数が多いけど、ウイングに入った時にボランチがあまり中でサポートしないので僕が中で受けるというのがある。代表では守田(英正)くんだったり、トップ下の選手がいるので、後ろで退路を作ってあげることを考えている」
その理由としては「基本的に薫から『来なくていい』と言われているんで(笑)」と笑みを浮かべた町田。「後ろで薫が仕掛けられない時の逃げ場を作ってほしいと言われている」という後方でのサポートを通じて、三笘の武器である突破力を活かしていく構えだ。
(取材・文 竹内達也)
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