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“攻撃的3バック”で苦境のDF菅原由勢、復権への決意「攻撃の選手を超えるような攻撃力を」

ゲキサカ / 2024年10月10日 5時56分

DF菅原由勢(サウサンプトン)

 名古屋時代は17歳7か月でJ1開幕戦に先発出場し、19歳でオランダのAZへ移籍。そして24歳の今夏、プレミアリーグのサウサンプトンに移籍した。順調にステップアップしているDF菅原由勢。しかし、日本代表ではこのところ苦しい立場にいる。

 森保一監督が“攻撃的3バック”を採用した6月を境に、“守備的”ポジションが本職の菅原は出番を喪失。9月にあった北中米W杯アジア最終予選のバーレーン戦と中国戦ではプレータイムがゼロに終わった。この10月シリーズの2連戦は代表での序列を上げていくための重要な試合になる。

 サウジアラビア戦を翌日に控えた9日の取材対応では複雑な心境をこのように語った。

「自分自身の価値を証明しようという気持ちが欠けている選手は一人もいない。誰が出ても、出ている選手以上の活躍をするという思いをみんなが持っている。出ている、出ていないというところはもちろん、悔しさを持っていなきゃ選手としてはダメだと思う。でも、日本代表としてここに来ているわけだし、選手が一つにならないと(勝つのは)簡単じゃないのを分かっている。今はみんなが日本の勝利のためにやっていると思う」。丁寧な言葉選びに複雑な心境がにじみ出る。

 今季からプレミアリーグのサウサンプトンに移籍した。チームは下位に沈み苦しんでいるが、菅原自身はここまでのリーグ戦全7試合に先発し、しっかりと出場時間を確保できている。「チームが勝っていないので評価しづらいところはあるけど、個人的にプレミアリーグ1年目というところで違いもすごく感じる中、ここで戦っていけば確実に成長できる場所だと感じている。非常に充実した日々になっている」と手応えを語っている。

「まだ7試合しか出ていないですけど、プレミアムリーグは世界一と言われる理由がすごくわかる7試合だった」とも話している。

 サウジ戦で出場するとすれば、やはり右ウイングバックだろう。菅原自身、その想定はすでにしており、「前に関わっていく回数、得点につながるプレーはもっともっと出せると思うし、そこの部分は違いを見せられると思う。攻撃の強みを持った選手ばかりだけど、だから守備に重きを置くんじゃなくて、その選手たちを超えるような攻撃力を持っていく心構えをしていくことが大事だと思うし、そこを崩していかなきゃいけない」と強い覚悟を示していた。

(取材・文 矢内由美子)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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