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森保Jが過去全敗の“鬼門”で難敵サウジ撃破!! 無失点でW杯最終予選3連勝

ゲキサカ / 2024年10月11日 5時2分

 その後は1-0でリードした日本がボール保持で試合を落ち着かせると、守備時もミドルブロックで構える形で安定感を発揮。前半27分には中盤でボールを奪われ、速攻からFWフェラス・アルブライカンに起点をつくられると、アルダウサリ、MFムサブ・アルジュワイル、FWアイマン・ヤハヤに立て続けにシュートを打たれたが、町田、板倉、遠藤が鬼気迫るブロックを見せ、ピンチを逃れた。

 その後はサウジアラビアの優勢が続き、前半36分にはセットプレーのクリアがゴール前に高く上がったが、鈴木が安定したパンチングで処理。同42分にはS・アルダウサリに右サイドを突破され、カットインは三笘のカバーで耐えたが、こぼれ球からアブドゥルハミドにミドルシュートを放たれる。だが、これも鈴木の完璧な横っ飛びセーブで阻んだ。

 日本は前半アディショナルタイム1分、板倉の縦パスを南野がフリックし、上田が背中で制しながらターン。左足でシュートを狙ったが、GKアフメド・アルカサルに阻まれた。その後は不用意なボールロストから相手に攻め込まれる場面も続いたが、ゴール前の攻防では後れを取らず、1-0のままハーフタイムを迎えた。

 日本は後半開始時、南野に代わってMF伊東純也を投入。伊東が右ウイングバックに入り、堂安が右シャドーに回った。後半5分には最終ラインのビルドアップから鈴木が一気にロングフィードを狙うと、最前線で身体を張った上田がうまくファウルをもらい、陣地回復に成功した。

 日本は後半17分、鎌田に代わってFW前田大然を左ウイングバックに投入。三笘をシャドーに回した。すると同20分、遠藤の鋭いデュエルから前田が左サイドに飛び出し、さっそくチャンスを創出。さらに同21分、セットプレーの守備から守田が右サイドに大きく飛ばし、三笘がこれを受けると、クロスのフェイントから左足カットインシュート。ゴールにはつながらなかったが、再び攻撃に勢いが出てきた。

 日本は後半30分、上田に代わってFW小川航基を投入。同33分、三笘が左サイドを深い位置まで仕掛け、後ろに戻したボールを守田が大きく右に展開すると、受けた伊東がゴール前に切れ込み、最後は小川が力強く右足を振り抜く。だが、これは相手DFにブロックされて大きく枠を外れ、追加点とはならなかった。

 それでも後半36分、このプレーで獲得した右CKで試合を決めた。伊東がファーサイドに鋭いボールを送り込むと、反応したのは小川。強烈なヘディングシュートをゴール右隅に突き刺し、2-0とした。

 その後はサウジアラビアがアバウトなボールを前線に蹴り込んでくる中、後半44分に堂安からMF久保建英、三笘からMF中村敬斗への選手交代を行いつつ、冷静に時間を使いながらシャットアウト。敵地で貴重な勝ち点3を獲得し、これで最終予選3連勝となった。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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