“パリ五輪経由・W杯最終予選行き”は「遅いと思う」、藤田譲瑠チマが感じていた焦り
ゲキサカ / 2024年10月12日 20時13分
完全アウェーとなったサウジアラビア戦はメンバー外で見守った。日本代表として初めてワールドカップ出場を懸けた戦いを目の当たりにしたMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)は「6万人のアウェーサポーターのなかで試合をしていた選手たちが本当にうらやましかった。自分もピッチに立ちたかったという思いが正直なところ。だけど、まずは自分と向き合って、しっかりとレベルアップすることを考えながら次もいい準備ができたら」と振り返った。
2022年夏のE-1選手権以来となる2度目の日本代表に帯同する藤田。一週間を経てそのレベルの高さに「楽しい日々」と表現しながらも、メンバー外となったサウジアラビア戦には当然悔しさもあったようだ。特に、自身と同じポジションであるMF守田英正やMF遠藤航の名前が挙がると「本当にレベルが高い2人だった」と率直な感想を語った。
「でも、自分も早くそこで戦わないといけないという思いが強い。越えないといけない壁ではある。しっかりと足元を見ながらがんばりたい」。そう語る藤田は、2度目の日本代表入りについて「正直遅いと思う部分が多い。焦ってはいるけど、いま自分にできることに着目しながらやれたら」と本音を垣間見せた。
E-1選手権後にA代表に定着はできなかった。しかし世代別代表最後の活動であるU-23日本代表でキャプテンとして、藤田はチームをパリオリンピックに導いた。今夏フランスでの激闘を終えたなかで、9月シリーズは招集の声がかからなかったが、今回はしっかりとメンバー入り。順調なステップアップにも見えるが、藤田はU-23日本代表の恩師・大岩剛監督の言葉を借り、“遅いと思う”理由を明かした。
「剛さんが言っていたが、オリンピックの前にA代表を経由してオリンピックというところで言えば、自分はそういったこと(定着)はできなかった。自チームの話でも早く5大リーグでプレーしたいという気持ちもある。そういった部分でもまだ叶っていない部分もあるので、まだ自分の思い描いている通りには行っていないと思う」
サウジアラビア戦後には名波浩コーチから声をかけられたという。「ここに参加してからも何回か話をさせてもらっている。ここにしっかりしがみつけと言ってもらった」。まずは日本代表で自身の実力を認めさせながら、定着と台頭を目指していく。
(取材・文 石川祐介)
●北中米W杯アジア最終予選特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「大宮を選んで良かった」多くの経験を積み成長著しいDF市原吏音、U-20の先に見据えるもの「A代表も狙っていきたい」
超ワールドサッカー / 2024年12月16日 23時7分
-
出場時間90分以下“18人”も…森保Jに差す光 人材不足ポジションと来年期待の選手たち【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年12月16日 6時50分
-
Jクラブからのオファーもあった大岩剛監督、ロス五輪目指す決意「パリ五輪の経験を活かす」…宮本恒靖会長&山本昌邦NTDも続投の理由に言及
超ワールドサッカー / 2024年12月13日 23時5分
-
伊藤敦樹が弾丸シュートでベルギー初ゴール 現地メディアも「ヘントでの初ゴールは重要なものに」と評価
超ワールドサッカー / 2024年12月8日 10時30分
-
伊藤敦樹が渡辺剛のアシストでゲント加入後初ゴール! 豪快な一振りで日本人対決を制す
ゲキサカ / 2024年12月8日 9時59分
ランキング
-
1【箱根駅伝】「山の名探偵としてきているので」早大・工藤慎作、山上りで“事件解決” 復路へ「あわよくば3番以内を」
スポーツ報知 / 2025年1月2日 15時58分
-
2【箱根駅伝】東洋大 苦戦続きも9位で復路へ…20年連続シード権奪取のカギは「出だしの6区」
東スポWEB / 2025年1月2日 19時39分
-
3大谷翔平獲得で…ド軍は「巨大企業に変貌」 全米に轟く経済効果、球界の枠を超えた領域に
Full-Count / 2025年1月3日 7時10分
-
4【箱根駅伝7区】駒大“怪物”佐藤圭汰が区間新!故障乗り越え「恩返しする気持ちで」一気57秒更新
スポニチアネックス / 2025年1月3日 10時3分
-
57球団で朗希争奪戦!?米メディアが最終候補報道 参戦20球団以上から絞られた!?
スポニチアネックス / 2025年1月3日 4時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください