A代表で壁にぶつかる“00世代”…定着狙うDF瀬古歩夢「自分たちがもっと這い上がっていかないと」
ゲキサカ / 2024年10月12日 22時6分
北中米W杯アジア最終予選・オーストラリア戦(15日・埼玉)に向けて再始動した日本代表のDF瀬古歩夢(グラスホッパー)が12日の練習後、報道陣の取材に応じ、1年4か月ぶりのA代表出場に向けてモチベーションをたぎらせた。
昨年6月以来のA代表復帰を果たした瀬古は、10日の最終予選サウジアラビア戦(○2-0)にベンチ入りしたが、出番がないまま試合終了。「シンプルに出たいと思った。それに尽きる。もちろん準備はしていたし、より一層出たい気持ちになった。練習を頑張りたい気持ちになった」。完全アウェーで戦う選手たちの姿をベンチから見つめ、大きな刺激を受けたようだ。
その奮闘においては同期の存在が一つの励みになっている。
2000年生まれの瀬古はDF菅原由勢(サウサンプトン)、MF中村敬斗(スタッド・ランス)、GK谷晃生(町田)と同じ“00世代”と呼ばれる間柄。現在の代表では菅原と中村が第2次森保ジャパンで急台頭を見せたが、直近の試合ではレギュラー争いで苦しい構図が続いている上、谷と瀬古は定着を目指すさなかとあり、それぞれの壁にぶつかっている格好だ。
この日はサウジアラビア戦の控え組が7対7のミニゲームなどに取り組んだが、一学年下のMF久保建英(ソシエダ)も含めた“00ジャパン”(2017年U-17W杯メンバーを中心とする呼称)の面々が集結する形に。瀬古は「昔からやっているメンバーでA代表に集まれていることは嬉しいけど、自分たちがもっとスタメンを取るくらいの気持ちを持ってやっていかないといけない。自分たちがもっと這い上がっていかないといけないことを意識しながら切磋琢磨できている」と力を込めた。
またそう語る瀬古自身、代表復帰は昨年6月の活動以来。菅原、中村、久保らがピッチに立ったアジア杯で招集外に終わり、後れを取ったという悔しさもある。
「自分はテレビから見ていて、悔しい場面もあった。選ばれている奴らには頑張ってほしいと思っていたし、もちろん自分ももう一度選ばれないといけないという思いでチームで頑張ってきた」。ようやく再び辿り着いたA代表の舞台。初戦では出番はなかったが、「ここにまた戻ってこられたのは幸せだし、精一杯やれることをやらなきゃと思う」と意気込み、3日後のオーストラリア戦に臨む。
(取材・文 竹内達也)
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