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[MOM992]東洋大MF新井悠太(4年)_“8バック”をこじ開けた! 同期躍動も矢印は自分「どうプラスになるかは自分次第」

ゲキサカ / 2024年10月14日 14時4分

チームメイトとゴールセレブレーション

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.12 関東大学L1部第17節 東洋大 2-1 東京国際大 AGFフィールド]

 東洋大は50分間2人数的優位となる中で、割り切って守備固めをする東京国際大に苦戦した。それでもMF新井悠太(4年=前橋育英高/東京V内定)が殊勲の勝ち越しボレー。想定外の試合をなんとか勝ちきり、4連勝を果たした。

 異例の展開となった。1-1で迎えた前半34分、東京国際大のDF井坂虎鉄(4年=水戸ユース)がレイトタックルで2枚目の警告を受けて退場処分を受けた。続く同40分、同じく東京国際大のFW若松隼人(4年=堀越高)がシミュレーションと判定され、こちらも2枚目の警告で退場に。新井が「ペナルティエリア内に9人全員がいる感じ」と振り返るように、東京国際大は勝ち点を拾うためGKとフィールド8人の全員がゴール前に集結し、全力で対応した。

 構図は攻め続ける東洋大、守り続ける東京国際大とハッキリ。後半の大部分は東洋大のアタッキングサードで展開された。東洋大は両サイドにボールを展開しながら隙を伺うが、シュートは相次いで枠の上へ。勝つしかない展開ならではの焦りもあり、東洋大の井上卓也監督は「我慢しきれずどんどん中に人数が増えていったり、または相手の外だけでボールを動かしたりという状況だった。反省すべきところ」と振り返った。

 それでも後半27分、クロスボールのこぼれ球が新井のもとへ飛ぶ。「ちょうど陽がボールと重なってあまり見えない」状況ながら右足でミートさせたボールはゴールネットに突き刺さった。スコアが動いた後も同じような展開となったが、東洋大に3点目は生まれず。新井は「バックラインの選手たちが常にアラートに攻撃の芽を摘んでくれたのでやりやすかった」と感謝しながら、「もっとシュートを打っていいというのが自分の思うところ」と攻撃面の課題を示した。

 新井は昨年東京VでJリーグデビューを果たし、今季はソシエダとの親善試合でMF久保建英らとマッチアップ。東洋大には4人のプロ内定組が所属し、東京国際大戦はアルビレックス新潟でルヴァンカップの決勝進出に貢献したDF稲村隼翔(4年=前橋育英高/新潟内定)が不在だった。同期の活躍に刺激を得る部分もあるようだが、矢印を向けるのは自分自身だと強調する。

「彼はここ最近かなり著しい成長を見せていると思いますけど、正直彼は彼で自分は自分なので。刺激はありますけど、彼の活躍が自分にどうプラスになるかは自分次第だと思うので、その辺りは自分にちゃんとフォーカスして。これからインカレとかもあるので、まずは大学でちゃんと力をつけて来年も(ライバル関係は)まだ続くと思うのでそこに向けて頑張れたらと思います」

 他大にも親交のあるライバルが揃っているが「自分が活躍しないと評価されない。程よく気にする感じです」と新井。自分自身にベクトルを向け続け、結果を残していく構えだ。

(取材・文 加藤直岐)
●第98回関東大学リーグ特集

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