勝ち点5差での首位決戦も…新体制の豪州に森保監督「非常に危機感を持って挑んでくる」
ゲキサカ / 2024年10月14日 17時26分
オーストラリアはグラハム・アーノルド前監督が率いた9月シリーズ2試合は4-2-3-1のシステムを敷いていたが、トニー・ポポビッチ監督の初陣となった前節・中国戦(○3-1)は3-4-2-1のシステムを採用。新体制の分析対象試合は1試合しかなく、試合中も相手の出方を注視する必要がありそうだ。
もっとも招集メンバーは前体制の主力選手も多く、個人分析は実施済み。森保監督は「その1試合で何をやろうとしているかはできるだけ分析して、我々の対策につなげていきたいと思っている。チームとしてやりたいことがどれだけのことがわかるかはわからないが、個人はこれまでもオーストラリア代表として戦っている選手であったり、ポポビッチ監督がAリーグで見たりしている選手が多い。選手個々の情報はしっかり取れているので、そこを相手の特徴をできるだけ出させないように我々が上回っていく準備をしていきたい」と意気込んだ。
また森保監督にとってポポビッチ監督は選手時代に共にプレーした間柄。「ポポとは非常にいい友達関係を今も続けている」という友好関係にあるものの、広島の監督就任後には2014年のAFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でウェスタン・シドニーの指揮官として対峙し、2戦合計スコア3-3のアウェーゴール差で敗れたという因縁の相手でもある。
森保監督は「戦術的に4バックも3バックも使える監督で、何を対策してくるかはいろんな事を考えてやってくると思うので、1試合だけの情報に囚われず、他のことも起こりうるということも準備したい」と警戒を怠らず、「何よりもポポビッチ監督は戦う魂、激しく厳しく、個々でハードワークすることを選手たちに植え付けることができる。局面局面の戦いからチームとしても戦っていけるようにメンタルの準備をしっかりしないといけない」といっそう気を引き締め、大一番に臨む姿勢だ。
(取材・文 竹内達也)
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