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主将不在にも動じない鎌田大地「チャンスを待っていた選手がたくさんいる」

ゲキサカ / 2024年10月14日 20時56分

MF鎌田大地(クリスタル・パレス)

 勢いに乗る日本代表は主将のアクシデントにも動じることはなさそうだ。14日の北中米W杯アジア最終予選・オーストラリア戦(15日・埼玉)の前日練習後、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)が報道陣の取材に対応。体調不良のMF遠藤航(リバプール)が練習を欠席したことを受けて「みんなでポジティブにやっていくことが大事」と冷静に語った。

 第2次森保ジャパンで主将を務める遠藤は、招集制限のあった今年元日のタイ戦を除く全21試合に帯同。そのうち15試合に先発出場し、ピッチ内外でチームを引っ張る働きを見せてきた。ところがこの日、遠藤はオーストラリア戦前日練習を体調不良のため欠席。オーストラリア戦ではカタールW杯以後、初めて遠藤がメンバー入りしない可能性が浮上している。

 そんな主将の不在は一大事だが、鎌田は現在のチーム状況を踏まえて気丈に語る。「航くんレベルの選手がいなくなるのはもちろんチームとして痛い部分はあるけど、他にもいい選手がいっぱいいるし、チャンスを待っていた選手がたくさんいる。ネガティブなところだけじゃなく、みんなでポジティブにやっていくことが大事」。豊富な選手層で乗り越えていけるという見通しを示した。

 カバーエリアの広い遠藤を欠くとなれば、ピッチ上のパフォーマンスへの影響も避けられないが、代役としてゲームキャプテンを務めるMF守田英正(スポルティング)や鎌田のような調整能力の高い選手で補っていく構え。鎌田は自身のシャドーでの役割について「どの選手と組むかによって自分が少しポジションを変えたり、守田くんが今の代表ではよくやってくれているけど、(自身も)周りの選手と合わせられるようにというのを考えている」と頼もしい言葉も口にした。

 鎌田は10日のサウジアラビア戦(◯2-0)では昨年11月のミャンマー戦以来となる得点も記録し、あらためて存在感をアピール。「前の選手なのでゴール、アシストができたらいいなとは常々思っているけど、今は代表に関してはチームが勝てればいいなと思う。今はチームがうまくいっているので、自分がゴール・アシストをできなくても、チームがうまくいって勝てれば自分としては満足できる。チームがうまくいっている時が自分自身もうまくいっていると思う。ゴールやアシストがあれば嬉しいなと思うけど、いまはチームがいいサッカーをして勝てるほうがいいかなと思う」。チームの“黒子役”に回ってもこの快進撃を推し進めていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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