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水沼宏太と喜田拓也から学んだ「昇格組」が繋げていくトリコロールの未来。横浜FMユースMF望月耕平はルーキーイヤーからレギュラー獲りを果敢に狙う!

ゲキサカ / 2024年10月15日 18時35分

 40分にショートコーナーの流れから1点を返すと、その2分後に中央でスローインを受けた望月は、力強い反転でマーカーを弾き飛ばしながら、ドリブルで運んで右へ展開。DF早川優世(2年)のグラウンダークロスに、MF関野愛紀(2年)がわずかに触ったボールは左スミのゴールネットへ吸い込まれる。

 ファイナルスコアは3-3。「チームも『プレーオフには必ず行かないといけない』という気持ちで毎日練習に取り組んでいるので、みんなの気持ちが強く表れたから最終的に追い付けたのかなと思います」。後半の途中からは左サイドハーフに回り、終盤のシステム変更以降はシャドーに入るなど、持ち前のポリバレントさを披露しつつ、肝心な局面では逞しいプレーで得点を演出した10番の存在が、このチームに欠かせないことはあえて言うまでもないだろう。



 9月18日。望月とDF埜口怜乃(3年)の『2025年シーズン トップチーム昇格』がクラブから発表された。12歳で伝統あるトリコロールのエンブレムを背負ってから、目指し続けてきたステージへ到達したことで、本人は今まで以上に周囲の目線も意識しているようだ。

「シーズンの途中でトップ昇格が決まったことで、周囲からの見られ方もまったく違いますし、とにかく相手とか観客の方からも見られる目があるので、そういう部分を考えながら、しっかりと自分の中で高い意識を持ってやれていると思います」。

 今季はシーズン前に行われたトップチームのキャンプにも参加。「その頃はまだトップの練習にあまり参加していない時期だったので、ちょっと不安な点もあったんですけど、トップの選手が良い雰囲気でやってくださったので、かなり良い感じで馴染めていったかなと思います」。日を追うごとに少しずつ自分の持ち味も表現できていく。

 ただ、間近で体感したトップレベルの選手たちは、やはりクオリティが高かった。「技術的な点で言うと天野純選手やアンデルソン・ロペス選手、ヤン・マテウス選手はちょっと次元が違うなと思いました」。さらに望月が大きなインパクトを受けたのは、アカデミー出身の先輩たちが持ち合わせているマインドだったという。

「水沼宏太選手と喜田拓也選手からはマリノスに懸けている想いがひしひしと伝わってくるんですよね。それを味わったことで、アカデミーの“昇格組”という点では自分たちがそれを繋げてやっていかないといけないんだなという想いも、より強くなったかなと思います」。偉大な先輩の背中を追い掛けながら、自分もその立場を担う未来を明確にイメージしているようだ。

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