5バックを攻略できず…鎌田大地「今日は後ろが重かった」「前に人数が少なかった」

日本代表MF鎌田大地

[10.15 W杯アジア最終予選 日本 1-1 オーストラリア 埼玉]

　1点を追う後半25分、MF中村敬斗とともに途中出場でピッチに入ったMF鎌田大地(クリスタル・パレス)だが、なかなかいい形でチャンスに絡むことはできなかった。

「先制されて、ブロックを引かれて、なかなかスペースもなくて、途中から出るには難しい試合だった」。後半31分に左サイドを中村が個人技で突破し、同点のオウンゴールを誘発。その後も中村、MF伊東純也という両ワイドが積極的に仕掛けたが、逆転には至らなかった。

「攻撃がサイドからサイドからになっていて、なかなか真ん中から攻めることができなくて、相手の陣形を崩せなかった。いろいろ課題の残る試合だった」。そう振り返った鎌田は「今日は後ろが重かった。攻撃的な選手をもう1枚足しても良かったと思うし、いろんな選択肢はあると思う」と指摘。MF守田英正、MF田中碧の両ボランチも低い位置でのプレーが多く、前にかける人数が足りなかった。

　10日のサウジアラビア戦(○2-0)は左シャドーで先発し、守田のアシストから貴重な先制点を決めていた鎌田。「いつもだったら守田くんが1個前に出て、僕とポジションを入れ替わったりしていたのが、今日に関しては守田くんが後ろに下がって、ボランチが(田中)碧1枚で、自分たちのところに入っても使える場所がないというのもあった。前にちょっと人数が少なかったなと思う」。20分余りのプレーも不完全燃焼に終わり、「今日の内容で勝ち点1取れたことをプラスに考えないといけない」と言い聞かせるように話した。

(取材・文　西山紘平)
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