ホームでの勝ち点1を今後の糧に…板倉滉「フィジカルゲームになる試合は今後もある」

日本代表DF板倉滉

[10.15 W杯アジア最終予選 日本 1-1 オーストラリア 埼玉]

　アジア最終予選開幕から続いていた無失点も連勝も止まった。日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は「ホームだったので勝ち点1ではなく3を取って、サポーターに勝利を届けたかった」と悔しさを見せながらも、「これが最終予選。やる前からそう簡単でないのは分かっていた」と力を込めた。

　失点することも想定には含まれていた。試合前日の練習後、「無失点が続いているけど、失点してしまうことも、これからある。そうなったときに崩れないことが大事。失点しても1(失点)でとどめて、落ち着いて試合を進めれば攻撃陣が点を取ってくれる」と話していたDFリーダー。その言葉通り、オウンゴールで先制を許すアンラッキーな展開にも慌てず、途中出場のMF中村敬斗が個人技からオウンゴールを誘い、同点に追いついた。

「今まで無失点だったので、1失点してメンタル的に難しいものがあるのは分かっていた。試合前から1失点しても焦れないようにやろうと話していた。そこはできた」。そう胸を張ると、「今後もロングボールが多くなったり、フィジカルゲームになる試合はある。それは次に生かしたい」と、この日の教訓を胸に刻んた。

(取材・文　西山紘平)
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