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勝ち点1もグループ首位の余裕…南野拓実「これくらいピリピリする試合がいい」

ゲキサカ / 2024年10月16日 3時49分

日本代表MF南野拓実

[10.15 W杯アジア最終予選 日本 1-1 オーストラリア 埼玉]

 5-4-1のブロックを敷き、中央を固めてカウンター攻撃を仕掛けるというのがオーストラリアの狙い。日本代表MF南野拓実(モナコ)は「相手は崖っぷちで何が何でも勝ち点を拾いに来るだろうと予想していたので、個人的にはこういう試合展開になるのかなと思っていた」と振り返った。

 ただ、相手のブロックは予想以上に固く、最終ラインでは身長も横幅もある屈強な選手たちが体を張って立ちはだかった。中盤も「しっかりスライドして僕たちの攻撃にうまく対応してきた」(南野)中で、攻めあぐねる時間が続いた。

 けれども、選手たちは焦れることがなかった。2シャドーの一角として先発した南野は攻守において切り替えの速さが顕著で、ボールロスト時には素早いネガティブトランジションで相手の攻撃を食い止め、味方が奪えばすぐさまサポートに入ってパスコースをつくった。

 0-0で折り返して迎えた後半12分にはMF久保建英の右クロスから逆サイドでフリーになってヘディングシュート。体勢が崩れたためシュートは枠をそれたが、フィニッシャーとして全力で得点を奪いにいった。ただ、前半はゴールが遠かった。「身体能力が高くて頑張るチームが相手だと、なかなか簡単じゃないなと感じた」とも言った。

 結果は互いにオウンゴールで失点して1-1の引き分けだったが、北中米W杯アジア最終予選の4試合目にして初めて日本が苦戦する試合だった。上乗せした勝ち点は1。それでも、W杯本大会を見据えたうえではむしろ歓迎すべきと感じたという。

「前半が終わったとき、『これくらいピリピリする試合がいいよな』という話をしていた。ホームで勝たないといけないとか、相手も死に物狂いで食らいついてくる試合。今日は引き分けてしまったが、こういう試合が自分たちを特に成長させてくれると思う。またモナコに帰って頑張りたい」

 予選で成長しながら本大会出場権を手にするという流れを思い描いていた。

(取材・文 矢内由美子)
●北中米W杯アジア最終予選特集

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