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鳥栖は数的優位生かせず京都に敗戦…他会場の湘南が引き分け以上の場合13年ぶりJ2降格が今節決定

ゲキサカ / 2024年10月19日 16時13分

鳥栖MF中原輝

[10.19 J1第34節 京都 2-0 鳥栖 サンガS]

 J1リーグは19日に第34節を行った。京都サンガF.C.とサガン鳥栖の対戦は、京都が2-0で勝利。最下位の鳥栖は、他会場の柏レイソル、湘南ベルマーレが引き分け以上の場合、2011年以来のJ2への降格が決定。すでに柏はFC町田ゼルビアと引き分けており、湘南対サンフレッチェ広島の結果次第となった。

 降格圏まで勝ち点6差の17位・京都と、残留圏まで勝ち点12差で今節に降格確定の可能性がある最下位・鳥栖の残留争いとなった。ホームで勝利したい京都は前半1分にFW豊川雄太が右サイドからクロス。ゴール前に詰めたMF平戸太貴がダイレクトで合わせ、鳥栖のゴールを脅かした。

 勢いに乗りたい京都だったが、前半10分に流れが変わる。鳥栖FWマルセロ・ヒアンの突破にGKク・ソンユンがPA外に飛び出して対応。これが決定的な得点機会の阻止とみなされ、一発レッドで退場処分となった。京都は直後に豊川を下げ、GK太田岳志が出場した。

 数的不利の京都は、それでも果敢に攻め立てる。前半18分にはFWラファエル・エリアスがFWマルコ・トゥーリオとの連係からPA内に進入。鋭いシュートを放ったが、わずかにゴール左外に外れていった。

 前半はスコアレスで折り返したが、後半から京都が攻め立てる。そして後半20分に均衡を破った。ゴールキックを中盤で収めたM・トゥーリオがPA手前までボールを運び、相手守備陣の間を強引に突破。右足シュートを放つと、DF山崎浩介に当たって軌道が変わり、ボールはGK朴一圭を避けながらゴールに吸い込まれた。

 数的不利の京都が先制に成功。負けた場合に今節でのJ2降格が決まる可能性のある鳥栖は反撃に出る。後半35分、途中出場のDF丸橋祐介がPA手前から左足ミドル。相手選手に当たったボールは軌道が変わるも、GK太田の好反応に阻まれ、同点とはならなかった。

 京都は後半45分にダメを押す。DF福田心之助が右サイドでボールを奪ってそのままゴールに直進。GK朴の股を通すようにシュートを放ち、2-0と点差を広げた。

 鳥栖は後半アディショナルタイムにヒアンが相手選手を蹴ったとみなされて退場処分。10対10と数的同数になったまま試合は終了し、京都が1-0で4試合ぶりの勝利を収めた。

 鳥栖は柏と湘南が引き分け以上で今節を終えると、残り試合で残留圏に上がることが不可能となり、13年ぶりのJ2降格が決定する。柏はすでに試合を終えて町田と1-1のドロー。湘南は広島に0-1でリードを許した状態で前半を終えている。
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