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今節はJ1上位勢が総崩れ…首位広島スキッベ監督「Jリーグは均衡した20チームのリーグだということの証明だと思う」

ゲキサカ / 2024年10月19日 21時21分

ミヒャエル・スキッベ監督

[10.19 J1第34節 湘南 2-1 広島 レモンS]

 今節は上位勢が一斉に勝ち点を落としたため、勝てば独走態勢となる首位のサンフレッチェ広島だったが、J1残留を争う湘南ベルマーレの勢いに屈し、痛い逆転負けに終わった。勝ち点65で首位はキープしたものの、J1優勝争いは大混戦の様相。残り4試合で同64のヴィッセル神戸、同60のFC町田ゼルビアに追われる形となった。

 直近11試合負けなしで首位を走る広島はこの日、立ち上がりからホームの湘南を圧倒し、前半28分にMF中野就斗のスーパーボレーで先制に成功。ところが前半終了間際、相手のセットプレーに競り負けてゴールを割られ、結果的にはVARによって相手のファウルが確認されたため、得点は取り消されたものの、嫌な流れのままハーフタイムを迎えた。

 そして後半3分、相手のクロス攻撃をGK大迫敬介が大きく弾き出せず、こぼれ球をFW福田翔生に決められて失点。「湘南が後半の早い段階で1点を取ったことがオープンになった原因」(スキッベ監督)。そこからは時間が経つにつれ、両者ともにカウンターを打ち合うオープンな攻防が続いたが、終盤は出足で上回る湘南に押された結果、最後は後半アディショナルタイム2分の失点に沈んだ。

 試合後、ミヒャエル・スキッベ監督は「大事な時間に点を取られて負けたことが非常に残念。同時に湘南に素晴らしいサッカーをさせてしまった後半が非常に残念。前半は自分たちが握っていた試合で、たくさんチャンスを作れていた。そこで1点しか取れなかったのが悔やまれる。後半はオープンな展開になり、湘南にもカウンターを含めて多くのチャンスがあった。同じ数くらいのチャンスが自分たちにもあった。こういったオープンな展開で勝敗がついてしまったのは湘南が少しラッキーだったし、自分たちは少しアンラッキーだった」と敗戦を振り返った。

 今節は2位の神戸が敗戦、3位の町田も引き分けており、首位の広島にとっては勝ち点差を広げるチャンスだったが、優勝争いの構図は変わらず。なお、4位の鹿島アントラーズ、5位のガンバ大阪も揃って引き分けており、上位勢が総崩れという珍しい節となった。試合後、スキッベ監督はこの状況をJリーグの勢力図の表れだと受け止め、前向きに戦っていく姿勢を強調した。

「Jリーグは均衡した20チームのリーグだということの証明だと思う。上にいるチームが下のチームに負けることもあるし、下のほうがうまくいっていない中でもポイントを取っていく、それが如実に出た節だと思う」。上位勢の結果をそう分析した指揮官は「リーグ自体が均衡していて、どのチームがどのチームにも勝てるリーグなので、1試合1試合集中してやらないといけない」と冷静に先を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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