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ニア撃ち抜く豪快スーパーボレー弾!! 痛い逆転負けも首位広島DF中野就斗「残り全勝して優勝したい」

ゲキサカ / 2024年10月19日 22時32分

DF中野就斗

[10.19 J1第34節 湘南 2-1 広島 レモンS]

 圧巻のスーパーゴールも勝ち点にはつながらなかった。サンフレッチェ広島の先制点を挙げたDF中野就斗は1-2の逆転負けを喫した湘南戦後、「湘南さんも絶対に勝ちたい試合で、走力で上回られた印象。広島としてもチャンスはあったので、もっと継続して相手陣地でプレーできていれば結果が変わっていたと思う」と唇を噛んだ。

 0-0で迎えた前半28分、力強い右足の一振りで試合を動かした。FW加藤陸次樹からのサイドチェンジをペナルティエリア右で受けると、トラップしたボールを浮かせ、そのまま右足一閃。「タッチした瞬間に絶対打とうと」。鋭い弾道のボレーシュートをゴール右隅に突き刺した。

「寄せもちょっと奥で、ファーが消されていて、ニアに強く打とうと。あそこまで綺麗にいくとは思っていなかったけど、入って良かった」(中野)

 そんなスーパーゴールの直後には真っ先にミヒャエル・スキッベ監督の待つベンチに走り込んだ。指揮官本人は「速すぎて走っている間に誰も見つけられなかったので監督のもとまで来てしまったのでは」と謙遜したが、中野の思いは一つ。「最初はどこで喜ぼうかなと思ったけど、ベンチメンバーも含めたチーム全員で喜びたい」という団結の象徴として、ベンチ前を歓喜の場に選んだ。

 もっとも1-0で折り返した前半から一転、後半は湘南のパワーとスピードに押される時間が続き、立ち上がりの3分にクロス攻撃から失点。その後もカウンター攻撃でピンチを作られる中、中野は右ウイングバックのポジションでなかなか前進できず、DF荒木隼人の負傷交代でリベロに回った後もチームを落ち着かせるには至らなかった。

 その結果、後半アディショナルタイム2分に分厚い攻撃で右サイドを崩され、MF田中聡のゴールで決勝弾を献上。小中学生時代にAZ'86東京青梅でチームメートだったDF畑大雅とのマッチアップに苦しんだ後半を「1対1では上回らないとこの先もっともっと上には行けない」と振り返った中野は「どこで出ようが失点はチームとしても個人としてもしてはいけない。そこは反省」と失点を悔やんだ。

 Jリーグではセンターバックとウイングバックの両方で質の高いプレーが続いており、日本代表入りに期待する声も上がるようになった大卒2年目の今シーズン。9月、10月のメンバー発表ではDF高井幸大、DF望月ヘンリー海輝、DF関根大輝といった近いポジションの選手が初招集を掴み取った一方、中野の名前がリストに並ぶことはなかった。

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