日本ベンチの“好リクエスト”で同点被弾取り消し!! リトルなでしこがブラジルに逆転勝利、U-17女子W杯8強入りへ前進
ゲキサカ / 2024年10月21日 15時34分
[10.20 U-17女子W杯GL第2節 日本 2-1ブラジル]
U-17日本女子代表(リトルなでしこ)は20日、U-17女子ワールドカップのグループリーグ第2節でブラジルに2-1で勝利した。リクエスト方式のビデオ判定「フットボール・ビデオ・サポート(VS)」も活用して今大会初勝利を飾り、決勝トーナメント進出へ前進した。
初戦をスコアレスドローで終えた日本は前半8分、DF太田美月のパスがカットされてカウンターを受けると、FWジュジュに決められて先制を許した。同42分にはMF福島望愛のスルーパスに抜け出したFW佐藤ももサロワンウエキがゴールネットを揺らすも、オフサイドで取り消されて0-1で試合を折り返した。
それでも後半4分、DF鈴木温子のクロスを佐藤が頭で合わせて正真正銘の同点弾をマーク。続く同8分にはFW古田麻子が鋭い切り返しで相手を振り切ると、ペナルティエリア内右の角度のないところからファーサイドに流し込んで逆転に成功した。古田は同11分にもGKのタイミングを外すシュートでゴールを狙ったが、これはクロスバーに阻まれて追加点とはならなかった。
すると後半14分、抜け出したMFジオバンナ・ワクスマンに決められ、試合を振り出しに戻されたかと思われた。ところがこのゴールを巡って日本がリクエストを実施。今大会はチームスタッフのリクエストによってビデオ判定が実施されるVSが導入されている。もっとも得点シーンのみ第4審判員が映像を確認してレビューの必要有無を主審に伝えるが、この場面では第4審がゴールで問題ないと判断したためか、日本ベンチによるリクエストでオンフィールド・レビューが実施された。
オンフィールド・レビューの結果、ワクスマンが抜け出す際にDF青木夕菜のユニフォームを引っ張った行為がファウルと判定されてゴールは取り消しに。スタッフ陣の好判断により日本が失点を免れると、そのままリードを保ってタイムアップを迎え、2-1で勝利を収めた。
GLは残り1試合となり、日本は勝ち点4で首位ポーランドに並びながら2位に位置している。最終節では勝ち点ゼロで最下位のザンビアと対戦。引き分け以上で決勝トーナメント進出となり、敗れた場合はポーランド対ブラジルの結果次第となる。
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