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[MOM4863]秋田商DF塩寺大翔(3年)_10番、左利きの181cmCBが好守連発。指揮官は「もっと能力はある」と期待

ゲキサカ / 2024年10月21日 16時59分

秋田商高CB塩寺大翔主将(3年=FCあきたASPRIDE出身)は好守を連発し、決勝進出に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.19 選手権秋田県予選準決勝 明桜高 0-1 秋田商高 ソユスタ]

 名門・秋田商高の10番を背負うセンターバック(CB)は、元々ボランチで昨年は左サイドバックとしてプレー。左足からのロングボールやプレースキックを得意とし、「アシストだったり、相手の意表を突くボールを蹴りたい」と語る。

 また、好きな選手としてFWクリスチャーノ・ロナウドの名を挙げるように攻撃を好むDF。その塩寺大翔主将(3年=FCあきたASPRIDE出身)が2連覇中の明桜高相手に好守を連発し、完封勝利を果たした。

「味方がもう頑張ってくれて」と感謝する塩寺は、最終ラインの中央で奪いどころに。鋭く前へ出てインターセプトしたほか、味方の背後のスペースを幅広くカバーして幾度もボールを奪い取っていた。

 登録181cm、66kg。精神力は「チーム一」と自認するリーダーは、的確な読みと技術力でチームを落ち着かせる。この日は守備の時間が長くなる中、我慢強く相手の攻撃を跳ね返すなど、味方とともに慌てずに戦い続けた。

 後半39分の劇的な先制点後も、「嬉しかったんですけど、自分はまだそこから負けるっていう試合も経験したことがあるので、そこで油断せず、チームみんな喜んでたんですけど、自分は冷静でチームを落ち着かせることを意識していました」。そして、1-0で勝ち切った。

 対角のロングボールも蹴ることができる塩寺について、小林克監督は「味方が限定してくれたから、読みやすかったのもあると思うんですけど今日は凄くカバーリングも含めて良かった。(ただし、)もっと能力はあるとは思います」と期待する。この日の大一番での勝利に緩むことなく準備を続け、夏の決勝で敗れた西目高に選手権予選決勝でリベンジすること。そして、より強度を高め、全国大会で攻守両面での活躍を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

●第103回全国高校サッカー選手権特集

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