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[MOM994]関西大DF大西志有太(3年)_天王山で2発&完封貢献「自分も絶対的な存在に」

ゲキサカ / 2024年10月21日 18時7分

2得点を決めたDF大西志有太

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.19 関西学生L1部後期第7節 関西大2-0京産大 万博記念競技場]

 天王山で貴重な2発を決めた。関西大は前半34分にMF和田健士朗(2年=C大阪U-18)が蹴ったCKをDF大西志有太(3年=磐田東高)が頭で決めて先制。同39分にはまたもセットプレー、和田の蹴った左FKをニアで大西が頭で合わせて追加点を奪った。

 勝ち点1差で迎えた首位・京都産業大との大一番。2-0で勝利した関大が前期第10節以来となる首位の座に返り咲いた。2得点を決めたヒーローも、「昨日の練習から上手く合わせられていた。いいボールが来たのもあるし、ほかの人の役割も上手く合わさったのかなと思います」と充実の汗をぬぐった。

「自分がセンターバックとして出ている以上、試合をゼロで終えるというのはずっと心がけている。2得点よりも、まずはそっちの方が嬉しいです」

 昨年まではDF高橋直也(湘南)やDF谷岡昌(愛媛)といったレギュラー陣が強固だったためになかなかチャンスが巡ってこなかったが、今季よりCBのポジションを確保している。意識しているのは「自分らしくプレー」すること。「自分に求められているのは、体を張ったりかだと思うので、そういうところで貢献していきたい」。リーグ最少失点を誇る堅守の一翼を担っている。

 初の全国の舞台を経験することで、意識も高まっている。今季は天皇杯でカターレ富山と対戦。夏には総理大臣杯にも出場した。「スピード感やフィジカルで違いは感じましたけど、そこまでやれないとも思わなかった」。JリーガーやJリーグ内定選手と真剣勝負で対峙することで、成長を実感することができたという。

 しかしいずれも1回戦敗退の悔しい思いをした。特に総理大臣杯1回戦では東京国際大に0-1で惜敗。後半アディショナルタイムに失点する苦い思い出も残った。「ここ最近全国に出ても勝てていないという状況が続いているのは分かっている。全員が悔しい気持ちでやっている」。冬への思いでチームはより一層団結している。

 今季より大会方式が大きく変更となる大学選手権(インカレ)は、関西リーグを優勝すれば、決勝ラウンドへのストレートインが確定。しかも地元の関西地区で決勝ラウンドを戦うことができる。残り4節はそこに向けた重要な争いにもなる。

 ただ首位に立った関大だが、残り4試合は上位勢との直接対決も多く残す。次節も勝ち点1差の阪南大が相手と気を抜いている暇はない。「首位でインカレに行きたい。今は(木邨)優人くん(4年=京都U-18/栃木内定)が引き締めてくれているけど、自分も絶対的な存在にならないといけない。チームに欠かせない存在になっていけるように成長したいです」。とにかくまずは、通年制になった2008年以降では意外にもまだない優勝を勝ち取ることに集中する。

(取材・文 児玉幸洋)
●第102回関西学生リーグ特集

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