1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

プレミアで磨いてきたクロスから2つのゴールを演出!大津MF舛井悠悟は抜群のスピードで目の前のハードルを1つずつ乗り越えていく!

ゲキサカ / 2024年10月22日 12時7分

 狙い的中。FW山下虎太郎(2年)が果敢にニアへ飛び込み、こぼれたボールをMF兼松将(3年)が丁寧に蹴り込んだシュートは、ゴールネットをきっちり揺らす。「舛井は絶対に良いクロスを上げてくれると信じていました」と笑った兼松は、クロスを上げた11番のところへ一目散に駆け寄り、歓喜の抱擁。幸先良く大津が1点をリードする。



 2点目は冷静な視点と正確な技術が生きる。13分。相手陣内の深い位置でMF畑拓海(3年)と仕掛けたプレスからボールを奪った舛井は、ルックアップして中央を見据えると、空いているコースが視界にはっきりと浮かび上がる。

「最初はグラウンダーでディフェンスとキーパーの間に速いボールを入れようとしたんですけど、マイナスにいた(嶋本)悠大が空いているのが見えて、信頼しているのでパスを出すことができて、悠大がちゃんと決めてくれたので良かったです。ちょっとボールは速かったかなと思うんですけど、アレは悠大がスーパーでした(笑)」

 舛井がマイナスに折り返したグラウンダーのクロスを、MF嶋本悠大(3年)が躊躇なくダイレクトで叩いたボールは、ゴール右スミへ吸い込まれる。「そこまでやられたなという感じはなかったですけど、正直11番の個の突破にやられてしまったなと思います」と話したのは東福岡のキャプテンを務める柴田陽仁(3年)。大津のアドバンテージは2点に広がる。

 試合は終盤に1点を返されたものの、リードを守り切った大津は勝点3を獲得。「正直自分の得点が欲しかったですけど、得点に絡むプレーは自分の中でも意識してやっているので、それが今日は出せて良かったなと思います」と口にした舛井の2得点に絡む躍動が、負けられないチームへ勝利という最高の結果をもたらした。

正確なクロスも自身の武器になりつつある

 昨シーズンのプレミアでは9試合に出場して1得点を記録。最終節で初スタメンを飾ったとはいえ、なかなかコンスタントな出場機会を掴み取るまでには至らなかった。だが、今シーズンは不動の右サイドハーフとしてレギュラーを引き寄せ、年代最高峰のステージで少しずつ自信を纏ってきている。

「一度気を抜いたらやられてしまうような相手と常に対戦しないといけないので、90分間走る走力だったり、集中力を切らさないメンタリティだったりというのは、この1年間でかなり成長したかなと思います。スピードのところはプレミアでもかなり通用していると思いますし、味方とのコンビネーションで右サイドを崩していくことも、かなりバリエーションも出てきて、回数も増えていると思うので、より個で打開しても止めるのが難しいような選手になっていきたいと思います」。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください