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[関東2部]昇格争い佳境で連続メンバー入りも…順天堂大の注目1年MF長準喜「今の現状じゃ自分自身これからも厳しい」

ゲキサカ / 2024年10月22日 22時41分

MF長準喜(1年=昌平高)

[10.20 関東大学L2部第18節 順天堂大 2-3 立正大 順天堂大さくらキャンパスサッカー場]

 順天堂大の注目1年生MF長準喜(1年=昌平高)が昇格争いの佳境でメンバー入りを続けている。前節は関東大学リーグデビューを果たしたが、「デビューしただけで終わっている現状なので、悔しい気持ちの方が強いです」と心境を打ち明けた。

 長は昌平高で10番を背負って全国高校サッカー選手権に出場し、優秀選手に選ばれた。大会後には日本高校選抜にも入って欧州遠征などを経験。推進力のあるドリブルを武器とするボランチは順天堂大に進学し、大学生活をスタートさせた。

 7月に初のリーグ戦メンバー入りを果たすと、以降はメンバーから外れていたものの昇格争い直接対決となった今月13日の法政大戦で待望のデビュー。MF岩井琢朗(4年=東福岡高/千葉内定)の欠場もあって背番号10を引き継ぐ形になり、およそ20分間の出場で4-2の勝利に貢献した。

「リラックスした状態で試合に出場できましたし、あの状況で試合に出られたことは良い環境を作ってくれた先輩たちに感謝する気持ちが本当に多いので、色々なことが重なりましたけど中盤で試合に出られたことを嬉しく思いました」

 ただ2試合連続のメンバー入りとなった立正大戦では出番が訪れず、チームは後半アディショナルタイムの失点で逆転負けを喫した。長は出場機会がなかったことだけでなく、これまでアピールしきれなかったことの悔しさを強調。「高校のときと比べて消極的になっている部分も多いですし、得点に絡むシーンが減っていて足りないところだらけなので自分自身がもっと上手くなれたらなと思います」と唇を噛んだ。

 また「普段の練習からも自分のプレーは別に調子が良いわけではないですし、新人戦やIリーグ(下部カテゴリのリーグ戦)で結果を残しているかと言われたら、出場機会を与えられて結果を残せていない現状なので、今の現状じゃ自分自身これからも厳しいと思います」と危機感を口にした。5月には同世代の選手が集まったU-20全日本大学選抜活動が行われたが、長は招集されず。当然メンバー入りできなかったことの悔しさを味わったものの「でも仮に自分が選ばれたところで何ができたかと言われたら、自信があるかと言われたら今は本当に物足りない部分がたくさんあると思っている」と冷静に現状を見つめた。

「できていたプレーが大学ではできなかったり、今の自分自身は苦しい状況に置かれている」と長は自分自身にベクトルを向け続ける。その上で「もっと努力して上手くならないといけないなと大学で感じることができたので、本当に順天堂大を選んで良かったと思いますし、良い環境でサッカーができているなと思っています」と成長への熱意を示した。

 順天堂大は残り4試合で1部自動昇格圏の2位と勝ち点2差、入れ替え戦出場権を得る3位の早稲田大とは同勝ち点の4位だ。長は「チームとして1部に上がれる可能性は全然ありますし、チーム全体諦めていないと思うので。悔しい気持ちはあるんですけど自分自身は切り替えています。可能性があるならば試合にも出場してチームに少しでも貢献できればなと思います」と決意を新たにした。

 長は取材対応を終えるとそのまま練習試合のピッチへ。壁を感じたシーズンを笑顔で終えるため、全力を尽くし続ける覚悟だ。

(取材・文 加藤直岐)
●第98回関東大学リーグ特集

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