[MOM4865]武南DF田中理月(2年)_「SBから主役に」。左SB、ボランチで見る力と技術力、運動量を発揮し、決定機も創出
ゲキサカ / 2024年10月22日 20時35分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.20 選手権埼玉県予選2回戦 武南高 0-0(PK4-2)狭山ヶ丘高 細田学園第2G]
登録は168cmと小柄な左サイドバック。特別目立つタイプのプレーヤーではないかもしれない。だが、賢さ、ピッチ全体を見てプレーすることを「自分の長所だと思っている」というDF田中理月(2年=FT-FUTE出身)が、内野慎一郎監督も評価するパフォーマンス。左SBとして、また後半途中からはボランチとして、武南高の攻撃を好転させていた。
見ることとともに運動量を意識しているという田中は前半、流れの中でペナルティエリアまで飛び出し、ビッグチャンスを作り出していた。「サイドバックから主役に立ちたいなって思っています」というように、果敢にゴールを目指し続けて計4本のシュート。右クロスから右足シュートを打ち込んだほか、スルーパスで抜け出して左足を振り抜くシーンなどがあった。
チームは21本のシュートを放ちながら無得点。田中は「自分も得点力不足」と悔しがったが、運ぶドリブル、SBとボランチでのゲームメーク、決定的なラストパスと特に攻撃面で存在感を放っていた。
「コート全体を見て、ボール支配して、自分たちでボール握って、自分を通じて周りが活きるようなプレー」に自信。参考にしている選手は川崎Fの名手・MF大島僚太だという。「ボールの受け方と剥がし方。ちょっと引いてもらったり、そのポジショニングの工夫っていうか、あそこが上手いなと思って、良く見ています」。ファーストタッチ、コントロールも磨き、内野監督も「面白い」と期待する選手に成長してきている。
より活躍するために守備面を改善する必要性を口にする。この日は切り替え速くタックルを決めていた一方、相手のカウンター攻撃を許すシーンがあったことを反省。より強度を上げて球際で行き切る力も身につける意気込みだ。
選手権予選はまだまだこれから。「やっぱり全国でプレーするのが武南の目標だと思うので、そこにまずたどり着けるように、まず次の試合です。しっかり勝ち切って、チーム全体で雰囲気良くして、勝ち切っていきたいと思っています」。この日、不足していたことをトレーニングで少しでも改善し、公式戦で「主役」になる。
(取材・文 吉田太郎)
●第103回全国高校サッカー選手権特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
正智深谷の得点源は“浦和の太陽”に憧れる左足! 攻撃的左SB鹿倉颯太がCKと縦パスで2ゴール演出「完璧でした」
ゲキサカ / 2024年12月29日 20時0分
-
ユース取材ライター陣が推薦する選手権11傑vol.3
ゲキサカ / 2024年12月28日 8時35分
-
ユース取材ライター陣が推薦する選手権11傑vol.2
ゲキサカ / 2024年12月27日 7時0分
-
[MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16]総合力やタフさでライバルたちを凌駕。名門・前橋育英がFW立石の決勝点で尚志を下し、初のU-16日本一!
ゲキサカ / 2024年12月18日 13時39分
-
U-17高校選抜が夏からCBへ転向し、堅守を構築。京都橘DF宮地陸翔主将は「チームのために」をプレーで表現
ゲキサカ / 2024年12月4日 22時53分
ランキング
-
1真美子夫人の妊娠報告なのに…勘違い続出「びっくりした」 デコピン登場で起きた珍現象
Full-Count / 2024年12月29日 11時56分
-
2大谷翔平、真美子さんの妊娠発表 「デコピンが妊娠したみたいw」祝福の一方...「フジテレビに気を付けて」の声も
J-CASTニュース / 2024年12月29日 15時19分
-
3大谷翔平、夫人妊娠で注目されるMLBの産休制度 ド軍は積極取得の文化「普通のこと、妻を助けたいから」
THE ANSWER / 2024年12月29日 9時10分
-
4巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出【2024年スポーツ界 書けなかった話】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月29日 9時26分
-
5日本ハム戦力外の24歳・柿木蓮が現役引退を表明「みんなに感謝」 大阪桐蔭で甲子園春夏連覇
スポニチアネックス / 2024年12月29日 20時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください