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大逆転導くハットのビニシウスを指揮官が絶賛「彼のような選手は珍しい」「バロンドールを獲得する」

ゲキサカ / 2024年10月23日 15時55分

ハットトリックを達成したFWビニシウス・ジュニオール

 レアル・マドリーは22日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のリーグフェーズ第3節でホームにドルトムントを迎え、5-2の逆転勝利を飾った。その立役者はハットトリックのFWビニシウス・ジュニオール。カルロ・アンチェロッティ監督や同選手のコメントをアメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。

 王者レアルは前半を0-2で折り返したが、後半のラスト30分からDFアントニオ・リュディガーとDFルーカス・バスケスが1ゴールずつ、ビニシウスが3ゴールを奪い、昨季決勝の対戦カードを再び制した。

 アンチェロッティ監督は試合後の記者会見でビニシウスに対し、「彼のように後半に活躍する選手は珍しい。彼はエネルギーと激しさ、そして並外れた個性を持ってプレーした 」と称賛の言葉を贈っている。

 ビニシウスは28日に発表されるバロンドール受賞者の候補の1人。指揮官は「私は(ビニシウスが今回の)バロンドールを獲得すると思うが、それは今夜の活躍によるものではない。昨季の活躍のおかげだろう。今夜の3ゴールは、彼が次回のバロンドールを獲得する手助けになるだろう」と期待を込めた。

 ビニシウス本人は『モビスター』のインタビューで「ホームで、ファンがいれば、何が起こるか分からないことは知っている」と語り、「(ハーフタイムに)ドレッシングルームに入った時、僕たちはとても静かだった。そして監督の話をただ聞いていた。監督はこう言った。もし1点取れたら、この試合巻き返せると。そして僕らはそれを実行した」と激動の一戦を振り返っている。

 アンチェロッティ監督は「(2点ビハインドで終えた)前半はあまり激しいプレーができなかった。あまりに臆病だった。もっとエネルギッシュに、リスクを冒してプレーしてもいい」と反省しつつ、「後半は今季最高の出来だった」とチームを称えた。

 前節リール戦(●0-1)を落としていたレアルは2勝1敗とし、リーグフェーズで暫定9位に浮上。次節は11月5日に開催され、本拠地でミランと対決する。
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