パリ五輪経て「いまは中心選手になる気持ちが強くなった」谷川萌々子がなでしこJ再出発に決意新た
ゲキサカ / 2024年10月23日 18時36分
ブラジルを撃破する鮮烈な大逆転ゴールから約3か月が経ち、再び真価を示すときが来た。日本女子代表(なでしこジャパン)は26日に国立競技場で韓国女子代表と国際親善試合を行う。MF谷川萌々子(ローゼンゴード)は23日の練習後、「たくさんの方が見に来てくれると思う。そういったなかでプレーすることは楽しみ。誇りに思いながら存分に楽しんでプレーしたい」と意欲を見せた。
負傷に苦しみながら出場を叶えたパリオリンピックでは、グループリーグ第2節・ブラジル戦で躍動した。0-1で迎えた後半44分に敵陣内でのドリブルで相手のハンドを誘発してPK奪取。熊谷紗希のゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムには谷川が自らロングシュートを沈め、2-1と逆転勝利に導いた。
第3節でも後半アディショナルタイムに出場したが、準々決勝・アメリカ戦はコンディション不良で出場できず。谷川は途中出場2試合でパリ五輪を終えた。
大舞台での戦いから約3か月が経ち、なでしこジャパンは再出発。再び日の丸を着ける谷川の心境にもわずかな変化があるという。
「正直オリンピックのときは自分が中心選手としてやっていこうという気持ちはあまりなかった。だけどオリンピックを経て、また海外でプレーして、自分なりに自信というものがついてきた。今はよりこのチームの中心選手になるためにという気持ちが強くなった」
バイエルンからのレンタルでプレーするローゼンゴードではリーグ戦12得点を記録。スウェーデン1部では得点ランク首位に1点差で、堂々の2位につけている。「シュートの決定力では自信がついた。あとは海外の相手選手に対しての球際だったり、そういった強度は慣れてきたと思う」。結果と自信の相乗効果で、たしかな成長を遂げていた。
23日の練習では、4-4-2の2ボランチか、4-1-4-1のアンカーで起用された。「チームとクラブは違うと理解している。与えられたポジションでの役割をしっかり果たせるようにしていきたい」。攻守の要に徹しながらも、ゴールへの爆発力にも期待が懸かる。
(取材・文 石川祐介)
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